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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

930とはずがたり:2003/11/24(月) 01:43
http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=4663
10年の軌跡 検証「浅野県政」
 
 17日に仙台市内のホテルで浅野知事の就任10周年パーティーが開かれた。
 
 「こういう場で、率直な話をしていいものか、どうか」。発起人としてあいさつに立った鹿島台町の鹿野文永町長が知事の隣で皮肉をこめると、つめかけた500人余りから笑いが起きた。
 
 県が三本木町に計画していた保健医療福祉中核施設の建設中止の方針を決めたことに対して、鹿野町長が会長を務める県町村会は方針撤回を求める要望書を出していた。だが、パーティーがあった17日に県は中止を正式に決めていた。
 
 同じく発起人のアイリスオーヤマの大山健太郎社長は「知事には県の雇用経済対策で的確な判断をしていただいた」と持ち上げたが、会場からは苦笑も漏れた。
 
 8月下旬、県の雇用経済対策づくりに助言を求められた大山社長は、知事が示した対策案に「もっと民間の声をきくべきだ」と苦言を呈していた。だが、知事はこの対策案にほとんど手を加えず、9月には対策の内容を決めて必要な予算を県議会に提案した。
 
 知事は「このような(各界から人を集めた)パーティーは初めて。晴れがましい」とあいさつ。多くの人が笑顔と拍手でこたえたが、出席者の1人は「就任から10年もたったのに、市町村や経済界とはしっくりいっていない」と感じていた。
 
 翌18日に東京で開かれた全国知事会で、地方への税源移譲を先送りしようとする谷垣財務相の発言がやり玉に挙がった。鳥取県の片山善博知事は
「骨太の方針を骨抜きにしている。小泉首相も知事会もなめられている」と息巻いた。
 
 当選2回の「改革派知事」が国のあり方を論じていたころ、当選3回で改革派の「先輩」に当たる浅野知事は県議会の全員協議会にいた。
 
 保健医療福祉中核施設の建設中止に議会が反発を強めたため、知事会をキャンセル。全員協議会では突然の中止に批判の声が相次ぎ、釈明を求められた。
 
 情報公開で全国に知られた浅野知事だが、最近は「片山知事や岩手の増田知事、長野の田中知事たちに比べると影が薄い」(県職員)ともいわれる。そんな状況を象徴するコントラストだった。
 
 来年度以降の導入をめざす産業廃棄物税は、岩手など北東北3県がモデル。県職員の給料を削って事業にあてる手法は鳥取県に先例がある。
 
 10年にわたって知事を支持してきた藤原範典県議は「ほかの県の新しい取り組みを十分に検証しないまま、矢継ぎ早に移植している。これでは県職員は、ついていけない」と分析する。
 
 5月に県職員の給料を削って原資に充てる雇用経済対策の構想を発表。側近だけでまとめた構想について知事は「積み上げではなく、トップダウンでつくった」と胸を張った。
 
 その数日後、県議会産業経済委員会で、経済分野を担当する産業経済部の遠藤正明部長は「トップダウン」で構想ができた経緯について感想を聞かれて、こう答えた。
 
 「青天のへきれきでした」
    
 ■
 浅野氏が知事に就任してから21日でまる10年。浅野県政は何を残し、どこに向かっているのか。検証する。
    (山本精作)
(11/21)


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