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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

7679とはずがたり:2008/09/08(月) 01:13:40

再生への岐路:有田市長選を前に/上 燃料高騰に苦しむ漁業関係者 /和歌山
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080827ddlk30010318000c.html

 任期満了に伴う有田市長選は31日告示、9月7日に投開票される。市は法人市民税の減収が続いた03年12月、財政健全化計画を策定し、一般職員の給与カットや新規採用の削減などに取り組み、地域経済の冷え込みも厳しい。市長選を前に、市の抱える課題を追った。【加藤明子】
 ◇市独自の救済策期待

 紀伊水道に面した有田市。初島、逢井、北箕島、千田、箕島町の5漁協が底引き網、一本釣り、定置網などの漁を行っている。近年、水産資源の減少と魚価の低迷で苦しんでいたが、原油高による燃料高騰が追い打ちをかけた。窮状を訴える7月15日の全国一斉休漁に合わせ、漁獲量、組合員とも市内最大の箕島町漁協(有田市宮崎町)は、21日までの1週間休漁に踏み切った。

 同漁協に所属する男性(43)は、燃料の重油を節約するため、船の速度を落とし、投網の回数を減らす。燃料代は5年前の約4倍に値上がりする一方、水揚げは1日平均4〜5万円程度。氷代や網代などの経費を引くとほぼ赤字で、貯金を切り崩し、「何とか食いつないでいる状態」だという。

 父の後を継いで20年以上沿岸漁業をしていた別の男性は、昨年末、船を手放した。「子どもを大学に進学させるのは難しい」と転職を決意。最後の漁を終えて港に帰ると、待っていた母親から「ご苦労さん」と言われた。

 市全体の就業者に占める漁業関係者は2・9%(05年)だが、タチウオは全国の市町村で漁獲量トップ。漁港周辺にはかまぼこやてんぷら、シラス干しなどの加工業者が並ぶ。同市宮崎町の魚肉練り製品製造販売会社「天己商店」の井上修平代表(42)は「一斉休漁の時は準備できたが、突然『1週間休みます』と言われたらお手上げ。少量でも毎日安定した供給がないと困る」と、漁業の行方を心配する。

 同漁協は7月18日、燃油価格対策と漁業者支援を求める要望書を県に提出。市にも支援の必要性を訴えているが、財政難で独自の対策は打ち出されていない。嶋田栄人組合長は「漁師は限界まで努力している。市には国に実態を伝えるパイプ役や独自の救済策を期待しているが、漁業を守るつもりなのかどうか、市の立ち位置が見えない」と話す。

毎日新聞 2008年8月27日 地方版


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