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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

6130とはずがたり:2007/04/25(水) 14:50:11

深読み県議選(上)
http://72.14.235.104/search?q=cache:kqFwcRD6Gu8J:mytown.asahi.com/yamagata/news.php
2007年04月10日
∞批判の風女性候補に

 9日朝、山形市七浦の自宅で、大内理加氏(44)は、満面の笑みで報道各社のインタビューに答えていた。「まだ実感が沸きません」と言いつつ、8日の県議選で1万4千票余りを獲得、2位当選した喜びがあふれていた。
 開票が始まるまで、大内氏への評価は「当落線上」だった。今期限りで引退する父、孝一氏の前回得票は当選ラインぎりぎりの約1万票。若さと数少ない女性候補への期待票を入れても父親の得票に届くかどうか、とみられていた。
 大内氏自身、選挙戦最終日の7日夜、「女性の風は起きませんでした。たぶん、私には」とあたかも敗戦を覚悟したようにさばさばと振り返っていたほどだ。
 各種団体や大企業の支援を受けられず、組織選挙を封じられた。その上、立候補表明の出遅れで他候補に地盤の市北部へ攻め込まれた。
 政策を伝えることに重点を置いた大内氏は、政務調査費の透明化や県政へのチェック機能強化など県議会への不満を前面に出した。斎藤県政に対しては「メリハリある予算編成をして、多くの事業を見直すべきでは」と主張した。
 個人演説会の参加者は「うん、うん」とうなずきながら聴いていた。今の県政、県議会への不満、批判の風が、わずかに吹き始めていた。大内氏は自覚的ではなかったが、選挙戦を通じてその受け皿となっていた。

●共産候補7位
 共産党に16年ぶりの議席をもたらした渡辺ゆり子氏(54)は、大内氏より明確に現状批判の風を意識していた。「斎藤県政への批判票の受け皿ということでは、大内さんよりも多いと思う」と渡辺氏は言う。
 共産は山形市区で前回まで4回続けて落選。どうしても1万票に届かなかった。他の陣営からは「共産は1万票は無理じゃないか」との見方が多数だった。今回も大内氏と最後の議席を争うとみられていた。
 だが、乳幼児医療給付の基準見直しや私学助成の削減など共産を除くオール与党態勢のもと斎藤知事が進める政策に正面から批判を浴びせて7位に入った。

●知事派最下位
 その斎藤知事の強い支援を受けたのが沢渡和郎氏(64)だった。選挙期間最終日の7日には、斎藤知事と山形市の中心部、七日町を練り歩いた。斎藤知事はハンドマイクを手に「私、山形県知事の斎藤弘です」と呼びかけ、まばらな通行人に手を振り続けた。

 夜は公民館で「スジ、情熱、思いやりの三つを備えているのは沢渡先生だけです」と持ち上げた。「沢渡先生がこければ、斎藤県政がこけるかもしれない」とまで言い、一心同体ぶりを強調した。沢渡氏は2年前、現職に挑んだ斎藤知事を同市区選出県議で唯一、応援したよしみだった。

 だが、沢渡氏は苦戦した。上位当選も予想される中でよもやの最下位。斎藤知事の応援効果について沢渡氏は「わっかんないな」とけむに巻いたが、当落線上とみられた大内、渡辺両氏の予想外の善戦と対照をなした。

 斎藤知事は9日朝、記者会見で、選挙結果と県政批判について問われると、「議論が始まっていないので何ともいえない。県政に理解を深めていただきたい」とした。

 自民、公明、民主は議席を維持した。共産を除く総与党態勢にも変化はない。だが、今回の県議選は後に変化へ向けて動き始めた瞬間と位置づけられるかもしれない。


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