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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

6110片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 18:15:46
東京の東大和市も財政問題を取り上げた新人が意外に接戦を演じた。
いろいろな無駄遣いの問題が夕張の件とオーバーラップされ始めた感もある。破綻がどうたらという主張が現実感をもって受け止められはじめている。

2007統一選  “大阪春の陣”記者座談会 讀賣大阪
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news005.htm

 統一地方選の後半戦が終わった。府内では無投票だった2市を除く8市長選のうち、八尾市と藤井寺市で新人が現職の壁を破り、初当選を決めた。担当記者が“大阪春の陣”を振り返る。

【八尾市長選】

 A 現職の柴谷光謹さん(68)の優勢が伝えられていたが、最後に笑ったのは新人の田中誠太さん(50)だった。

 B 柴谷さんと田中さんは、ともに旧社会党が出身母体で旧知の間柄。八尾市議を経て府議という経歴も同じで、いわば“師弟関係”にあった。昨年12月、田中さんは柴谷さんを訪ね、勇退を勧めたが、柴谷さんは首を縦に振らなかった。そこで、田中さんは「4年後では遅い」と出馬を決めたらしい。

 C 柴谷さんは、自民と連合大阪の推薦を受けたが、票を固めきれなかった。公務を抱えていたこともあり、本人が有権者に直接訴えられるのは夜の個人演説会など、限られていたようだ。一方、田中さんは住宅地などを中心に徹底したローラー作戦を展開。陣営が「有権者のうち10万人以上に会った」と胸を張るほどで、その差が大きかったのではないか。

 D 自民も内部では一枚岩ではなかったようだ。支援組織の中からも、若手経営者らを中心に田中さん支持に回る人がいた、と聞いた。

 B 同和関係団体元役員が逮捕された事件を受け、同和行政を巡る問題が争点になったが、これも柴谷さんには逆風となった。新人4人はいずれも「柴谷市政が事態を放置した結果」と批判し、厳しい立場に追い込まれた。有権者に「八尾のイメージアップのために、若くて行動力のある田中さんを」という気持ちが芽生えた、とも考えられる。

 C 柴谷さんが進めてきた同和行政の検証と改革について、田中さんは「いったん白紙に戻して再検証する」方針を示している。今後、どのような政策を打ち出していくのか、注目したい。

【藤井寺市長選】

 E 中盤以降で風向きが変わった。現職の井関和彦さん(64)は、選挙前「大きな争点はないのでは」と話していたが、初当選した国下和男さん(65)は財政問題と絡めて市民病院の移転・新築凍結を前面に打ち出した。「藤井寺を第二の北海道夕張市にするな」と。対決の構図をわかりやすく市民に示し、凍結理由を具体的に訴えて牙城(がじょう)を崩した。


 F 確かに、市民には「うちの市って、財政、厳しいんでしょ」「病院を建てるなんて」という声が圧倒的に多かった。ある有権者は「公共事業削減が世の流れ。約54億円をかけて病院を新築することが必要なのか、という問いかけはわかりやすかった」と話していた。

 G 井関さんは自民、民主、公明の3党に連合大阪の推薦も受け、“盤石”のように見えた。しかし、保守系の市選出府議が国下さんサイドにつく〈ねじれ〉もあった。

 F 今後の市政運営を考えた時、市民病院の移転・新築の凍結がすんなりといくかは疑問。すでに、3月議会で建設費は賛成多数で可決されている。市長権限で執行を止めることはできるが、建設費そのものを白紙に戻すには、議会の議決が必要。市長選で市民は「凍結賛成」の意思を示している。議会がどう動くか、目が離せない。

     ◇

 A 今回、府内8市長選のうち、自民推薦の3人が苦杯をなめた。同府連幹部は「市議選で手いっぱいで、組織が機能しなかったのが大きい。有権者の多くが『現状打破』を望んでいることも一因」と指摘した。

 E 自民だけでなく、既成政党が前面に出ても、候補者のイメージアップにつながるとは言えなくなったように見受けられる。夏の参院選に向け、各党は戦略の見直しを迫られることになりそうだ。

(2007年4月24日 読売新聞)


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