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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

4192とはずがたり:2006/12/19(火) 00:10:43
貼り付けておきます。

検証 藤田・広島県政12年
2005.6.29
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/05kenchiji/fujitakensei/050629.html
1.両輪の変容 自民系会派分裂が影

■ 独自カラー強める知事 ■

 六月初め、県議会の一室で、最大会派である自民党議員会の幹事会が開かれていた。「会派として知事選にどう対応するのか」。藤田知事の立候補は確実とみて問い掛ける議員に、幹部の一人は「選挙は党が決めること。会派で対応する問題ではない」と切り返す。

議長選が境目

 定数七十(欠員一)の県議会で自民議員会の所属議員は三十人。過去三回の藤田知事の選挙を支えた集団である。あえて知事選へのスタンスが議論されたのは、藤田知事と会派との今の距離を物語ってもいた。

 会派の事実上の領袖は、一九九一年から三期十二年議長を務めた桧山俊宏氏。九三年、自民党参院議員だった藤田氏を擁立し当時、四十四歳の全国最年少で初当選させた中心的存在だった。

 「ソフトな知事に豪腕議長。桧山氏の意向が県政に影響を与えていた」。知事の一期目、二期目を多くの県議や職員は振り返る。象徴が、桧山氏が整備を推奨したとされる広島空港周辺の宿泊集客施設「フォレストヒルズガーデン」(三原市)。県のずさんな施工管理から業者が調停を申し立てる事態に至った。

 しかし、二〇〇三年五月の議長選を境に、藤田知事と桧山氏との関係の変容が表面化する。この時、桧山氏四選の流れにあらがう議員が自民議員会を脱会し自民党刷新会、自民党良政会を旗揚げ。本会議の投票で他会派の支持も得て、新田篤実議長を誕生させた。

 先細る財政下、知事の公共事業抑制方針に都市選出の議員が多い自民刷新会、自民良政会は理解を示し知事与党を自認。新田議長支持に同調した民主県政会、公明党議員団も平和貢献や福祉などソフト施策を評価する。

 それに対し過半数を割った自民議員会は、がんセンターなど大型プロジェクトの凍結への批判を強め、公共事業抑制に不満をくすぶらせる。

 藤田県政への両派のスタンスが対照を描く中、幹部職員が言う。「知事は自らのカラーを存分に出せるようになった」。桧山氏を擁する自民議員会が過半数を占めた時代との違いを肌に感じる。

 五月十九日、広島市中区のホテルで新田議長の議員在職三十周年の記念パーティーがあった。「開かれた議会にと定例会後の記者会見、本会議のインターネット中継など努力をされている」。藤田知事は大いなる賛辞を贈った。

 会場には、議長与党会派の議員が顔をそろえた。一方、自民議員会は同じ夜、懇親を兼ねた会合を京都府内で開き、パーティー出席は少数だった。日程の重なりは偶然という。ただ、会場のムードは、新田議長派と藤田知事との「蜜月」を周囲に印象付けた。

県事業にらむ

 「われわれは知事野党ではない」。自民議員会には、こう強調する県議もいる。その背景の一つに来春、二十三に再編される市町の合併建設計画がある。向こう十年で総額一兆九千億円を超え、三割以上が県事業。地域代表でもある県議は、知事が手綱を握る事業の実行を求める立場にある。

 ただ、自民系県議の分裂状態は当面、動きそうにはない。「自治の両輪」の片側の確執が、知事選の構図にかつてない影響を及ぼす可能性は依然、消えていない。

《広島県議会の会派構成》
 自民議員会(30人)▽自民刷新会(14人)▽民主県政会(11人)▽公明議員団(6人)▽自民良政会(4人)▽県民同志会(2人)▽県政会(1人)▽共産党(同)―の8会派。2年前の議長選では刷新会が良政会の新田篤実氏を擁立。県民連合(現民主県政会)、公明党・県民会議(現公明議員団)、共産党が支持し、桧山俊宏氏を破った。


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