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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

3778名無しさん:2006/11/25(土) 13:24:55
【連載】トップ交代’06福岡市長選<下完>民意 予測超えたうねり生む

 「当選したわけだから、理解してもらえる」

 福岡市長選で初当選した翌朝のインタビュー。博多湾の人工島(アイランドシティ)事業への公費投入を問われた吉田宏氏はそう語り、市民の支持に自信をみせた。

 大型開発に批判的な吉田氏は、赤字を出しても人工島の土地処分を急ぐ方針。新たな財政負担を招く恐れがあるだけに、市役所内にも異論があるが、あくまで「公約を貫く姿勢」を訴える。その後ろ盾は、選挙で示された「民意」だ。

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 42.57%。市長選の投票率は、過去二番目の低率だった前回から約10ポイントアップした。出口調査によると、前回棄権した有権者の約5割は、今回吉田氏に投票していた。

 「投票へ行こう」と書いたボードやチラシ、それにマスコットの犬。「棄権した有権者は潜在的な現職批判派。投票所に行きさえすれば『吉田』と書いてくれる」。結果は、あの手この手で投票率アップを図った吉田陣営の狙いを超えていた。

 得票は、現職の山崎広太郎氏と約2万票差の17万7000票。地元中央区や元民主党国会議員が強い早良区、西区で予想通り山崎氏を圧倒した。

 ただ1区“誤算”だったのが、有権者が最も多い東区。いずれも「現職有利」だった各種世論調査とは逆に、吉田氏の得票率は、全市で最高の42%に達した。「何をやっても手が届かない」。陣営が半ばさじを投げていた東区で、何が起きたのか。

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 「外部との接触を拒む要塞(ようさい)だ」。東区の元市議が、国道沿いの大型マンションを指さした。

 来年の統一地方選に市議会復帰の悲願をかける。そのためには、この10年で約1万2000世帯増えた共同住宅入居者の取り込みが不可欠。だが、建設相次ぐマンションのポストには表札がない。オートロックに“門前払い”され、チラシ配りもままならない。

 頼みの電話作戦も、肝心の電話帳が「使えなくなりつつある」。東区の番号掲載率は全世帯の2割台。世論調査で実態がつかめない理由もそこにある。

 都市化が進む東区住民は、地縁血縁より、自民と民主の対決ムードに強く反応した。全市で起こった「変化」を求める民意のうねりが、一番大きかった。それは、県庁所在地の衆院小選挙区でみられる「1区現象」と同じだ。

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 候補者やメディアの予測を上回った「民意のうねり」。だが、有権者一人一人の目線は、決して同じ方向を見ているわけではない。

 「一生一度のマイホームなのに…」。既に200世帯が暮らす人工島。造成地を安値で売るという吉田氏の「損切り」発言は、不動産価値の下落を生みかねない。住民には不安が渦巻く。

 「吉田氏を支持して入れたわけではない。五輪招致に突っ走った現職を拒否しただけ」。投票所ではそんな声もあった。地下鉄延伸に、財政と福祉の両立。「現実には非常に困難な公約もある」。厳しい視線を送る支持者も少なくない。

 山崎市政に「ノー」を突き付けた有権者の総意は、新しいリーダーに吉田氏を選んだ。だからといって、今後4年間の市政を「全面委任」したわけではない。投じられた17万票の思いを読み誤れば、風向きはすぐにも逆転する。
 (この連載は地域報道センター・三宅大介、入江剛史、池田郷、富田慎志が担当しました)

=2006/11/23付 西日本新聞朝刊= 2006年11月24日15時59分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/fukuoka2006/


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