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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

2318杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/10/30(日) 20:59:28
知事選後㊦自民「劇場選挙」狙う
http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=7554

 選挙中盤、仙台市内のホテルに愛知和男氏(68)はいた。自民党の二階俊博総務局長のパーティー。愛知氏は約千人の参加者を前に、後悔の念を語った。
 「私は浅野知事を誕生させた張本人の一人。とんでもないことをしてしまった」
 小泉首相の「郵政民営化旋風」に乗り、総選挙で比例東京ブロックの名簿26位で当選した。自民党はその愛知氏を登場させ、浅野県政誕生のルーツを揺さぶった。
 浅野史郎知事が推す前葉泰幸氏は、総務省を退官して立候補した。総務省は地方交付税の分配を通じ、市町村に影響力を持つ。前葉氏か、村井嘉浩氏か。迷う市町村長に、自民は圧力をかけた。

 終盤の21日、仙台市内のホテルで、市町村長と議長が集められ、総務省の今井宏副大臣との懇談会が催された。「副大臣からは村井氏を支持していると話があった」(県連幹部)。
 翌22日には、麻生太郎総務相が仙台入り。街頭で「村井さんを私は自信を持って応援している」と熱弁を振るった。大臣の登場と日を前後し、梅原克彦仙台市長が村井氏支持を表明。浅野氏に近い市長らも、村井陣営のマイクを握っていった。
 県内選出の自民党国会議員は、地元に張り付いた。先の総選挙で当選したばかりの「小泉チルドレン」も駆り出され、自民は大勝した「劇場型選挙」の再現を狙った。
 その結果、約5万票差で圧勝。23日深夜、村井陣営に万歳の声が響いた。

 県連幹事長の中村功県議は「自民に対する県民の信頼感の表れだ。勝っておごらず、という気持ちで県連運営をしたい」。慎重な言葉の裏には、自信がのぞく。
 選挙イヤーの今年、衆院2区補選、仙台市長選、総選挙、知事選と連勝を重ねた。「民主王国」は崩壊し、「自民王国」が復活した。
 公明党の立場は複雑だ。知事選では自主投票を決めたが、現実には県政では浅野氏に近く、前葉氏支持とみられてきた。それが連立与党の枠組みの中で、中立を余儀なくされた。
 公明党県本部の石橋信勝代表は「県民が選んだ新知事を素直に受け止める」と言葉少なに話す。村井県政では、自民と協調する考えだ。県議補選後の県議会の勢力図は、63議席のうち自公が過半数の32議席を握った。

 民主党は選挙イヤーで、自民党の前に苦杯をなめ続けた。「反転攻勢のきっかけにしたい」(安住淳県連代表)と位置づけた知事選も、前葉氏支援に回り、敗れた。
 民主系会派は、県政与党になるチャンスがあった。前葉氏に、自民党が相乗りする可能性があったからだ。
 表向きは、民主は前葉氏に「自民党の推薦を受けたら支援は白紙」と突きつけた。だが、県連内には「県議の中には、負けて野党になるなら相乗りの方がマシとの空気もあった」(党関係者)。
 だが、こうした思惑は、浅野氏が前葉氏に自民党との「絶縁」を迫り、断ち切られた。党関係者は「浅野知事と心中してしまった」と、唇をかむ。

 社民党は、知事選では前葉氏を支援して敗れた。ただ、総選挙で菅野哲雄氏が議席を確保したことから、選挙イヤーを「一定の前進だった」と評価する。
 共産党県議団の横田有史団長は、出浦秀隆氏の応援で県内を回った。「反浅野」で結束する建設業界を見て、危機感を覚えた。横田氏は「新知事の目線が県民から建設業界に向いてしまっては、古い形の自民党政治に戻る」と心配する。
 浅野氏の改革路線に反発する形で、多くの議員提案条例など「議会改革日本一」となった宮城県議会。知事と議会の距離は、村井県政でどう変わるのか。県民はじっと見ている。


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