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統一地方選・地方議員関連統一スレッド
2268
:
とはずがたり
:2005/08/04(木) 22:45:49
仙台市長選後(下)
http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=7177
告示から3日後の7月20日、藤井黎市長は東京・永田町の衆院議員会館にいた。自民党総務局長の二階俊博氏に会うためだ。この小渕、森内閣で運輸大臣を務めた「運輸族」有力議員のもとに、藤井氏は12年間、何度も足を運んだ。
「最後のお願いに参りました。仙台発展のため、何としても地下鉄東西線事業をやり遂げたい。地下鉄の必要性を堂々と説く梅原克彦氏こそ、私が心から信頼して後を託せる人です」
藤井氏は、こう言って最後の陳情をした。選挙終盤の27日、二階氏は仙台での約千人の集会に顔を見せ、梅原氏支援の熱弁を振るった。
総額2735億円の東西線事業は、仙台市民オンブズマン前代表の小野寺信一氏の立候補で、市長選の最大争点に浮上した。梅原氏は新顔6人の中で唯一、現行計画の「加速的推進」を訴えた。藤井市政継承の証は、まさにこの東西線推進の姿勢だった。
梅原氏も最初から「加速的推進」を掲げていたわけではない。5月20日の立候補会見では、「自分の目で見て精査する」と語った。それが6月8日の政策発表では「加速的推進」に変わった。
「精査」は官僚出身者ならではの慎重な言い回しだが、藤井市長を含め、梅原氏を担ぐ政財官界の人々のいら立ちを誘った。
国土交通政務官の中野正志衆院議員は、色々な集会で力説した。「事業見直しで喜ぶのは、公共事業を減らしたい財務省。見直しと言えば計画は白紙に戻り、復活はありえない」
東西線の「建設促進期成同盟会」の丸森仲吾会長(仙台商工会議所会頭)は、梅原氏の「加速的推進」の言葉に安心した。丸森氏は「まるっきり私と同意見だ」。仙台の政財官界は、東西線推進の旗印のもと、結束を強めていった。
一方、梅原氏の言葉は立候補以来、「変化」を重ねた。
「私は藤井市長の素晴らしい業績を引き継ぎ、継承・発展させます」。梅原氏は個人演説会や街頭で、こう繰り返した。しかし、立候補表明時には「藤井市政の後継者ではない」と明言している。
当選が決まった翌朝の記者会見で、発言の変化を問われた梅原氏は「藤井市長と同じ仕事をするということではない」と弁明したが、言葉の「軽さ」は否めない。
全国初の本格的なマニフェスト型選挙となった今回の市長選。梅原氏は最初、「無責任にマニフェストを作るのは政治信条として違和感がある」と語った。だが、各候補者がマニフェストを作成すると、梅原陣営も告示3日前、「準マニフェスト」を発表した。
梅原氏に対する企業・団体の推薦状は約850に上った。業界団体、政党、議員、「市役所一家」の幹部、OB……。組織選挙の裏に渦巻いた利害関係を、どう調整していくのか。
当選が決まった夜、梅原氏は万歳の輪に加わらず、立ち尽くした。「責任感、重圧。とても万歳する気になれなかった」と梅原氏は話す。
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