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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1622とはずがたり:2005/01/14(金) 09:15
変わるか 羽曳野市
前市長時代「手をつけられない聖域」<下>
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/kikaku/018/3.htm
公共工事で“借金”膨らむ
 関西空港対岸・りんくうタウンにそびえる「りんくうゲートタワービル」二十一階、府企業局。福谷剛蔵・前羽曳野市長(62)の辞職表明から二十二日目の今月六日、自民党府議一人、市議四人の議員団が局幹部を訪ねた。
 幹部にはすでに同党の参院議員から打診があり、この日が市長選出馬への正式要請だった。副知事から「自分の判断で」との電話を受け、根回しが済んでいると感じていた。しかし、胸の内は決まっていた。
 府が巨額の資金を投じて開発しながら企業誘致が一向に進まない、りんくうタウン問題。「今、仕事を放り出すわけにはいかないので……」
 幹部を説得できなかった府議に翌日夜、同党羽曳野支部に駆け付けた衆院議員らが迫った。「もう、あんたしかおらん」。高齢の府議に「命をかけてやれ」という声も飛んだ。「体が持ちません」。固辞した府議は体調を崩し、翌朝、入院した。
 十八日告示、二十五日投開票の市長選には、これまでに新人三人が立候補を表明している。牛肉偽装事件、前市長による公用文書改ざん事件で大きく傷ついた羽曳野市。「だれが市長になっても、火中のクリを拾うようなもの。市政のかじ取りは難しい」。与野党を問わず、市議らはそう口をそろえる。
■   □
 「今のままでは今年度決算は15億円の赤字。来年度は30億円の財源不足に陥ります」
 二〇〇二年一月二十五日。緊急庁議。市長室に集まった福谷前市長、収入役、教育長、水道事業管理者、秘書室長を前に、企画財政部長が切り出した。
 前年の議会で、同部長は「財政は健全」と言い切っていた。その言葉を信じていた市幹部はいない。が、ここまでとは……。「税収の落ち込みと予想外の職員退職増によりまして」。延々と続く説明に聞き入っていた一人は「本当は、公共工事にカネを使い過ぎたからやろ」と思いながら、その言葉をのみ込んだ。
 福谷市政の四期十五年の間、基盤整備は大きく進んだ。一九八八年度末に2・7%だった下水道普及率は、〇三年度末には二十倍以上の57%までアップした。大型の体育館や文化施設も相次いで建設された。

 その一方で、借金にあたる市債残高は〇一年度末で、一般会計の約一・四倍の約480億円。市民一人当たりの借金は約40万円にのぼった。
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 最終的に実質収支8億円の赤字となった同年度決算を受け、市は〇二年十一月、「維新実行プラン」と名付けた行財政改革推進計画を発表した。職員約七百人の給与は一律3%カットされた。だが、〇二年度も2億円の赤字を計上した。
 プランで見直し対象とされた九十七項目のうち、四十七項目は未実施。年間9億円以内の目標だった市債の一つ、建設地方債の発行額は〇三年度、15億円に膨らんだ。「前市長時代、公共工事は手をつけられない聖域だった」。ある市幹部はそう言い、唇をかんだ。

 人口約十二万人。主産業は食肉と農業。市東部にはブドウやイチジクの果樹園が広がり、大阪市中心部から電車で約三十分という利便性からベッドタウンとしても発展してきた羽曳野市。市長選で、市民の一票が問われる。


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