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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1572とはずがたり:2004/12/29(水) 14:30
新居浜市長選で新風
無党派層の支持、勝因 現状打破の願い、現職破る
http://www.ehime-np.co.jp/10news/2000/news8.html

[2000年12月21日付愛媛新聞]
 11月の新居浜市長選は、5期目を目指した伊藤武志氏(58)に2677票差をつけ、新人の前市議佐々木龍氏(45)が当選した。県内第2の都市のトップ交代は16年ぶり。町の現状を閉そく状況と感じた有権者の新人待望ムードをうまくつかみ、政党色を極力排して無党派層の支持を得たのが勝因とされる。地方都市も、全国的に顕著になっている政党離れの傾向から無縁ではないことを強く認識させる選挙だった。
 同市長選は佐々木氏と、自民党新居浜支部、公明党本部などの推薦を受けた伊藤氏の一騎打ち。わずか5カ月前の衆院選では両党が支援する候補が、市内で他候補を圧倒しており、伊藤氏の態勢は盤石と思えた。一方の佐々木氏は14年間市議を務め、ボランティア活動を通じた福祉関係者の間では熱心な活動ぶりが知られていたが、全市的な知名度は低く、8月の立候補表明は意外な感じで受け止められた。
 また、現職・新人一騎打ちという本来なら選挙戦が過熱する構図にもかかわらず、両者の公約に目立った相違点がなかったことから、争点は「多選の是非」に終始。表面上の盛り上がりはいまひとつだった。
 そんな選挙を、候補者としては地味な佐々木氏が制したのは、有権者の多くが一向に活性化しない地域の現状にいらだち、打破したいと願う気持ちが強く内在していたためだろう。「新居浜を変えたい」との意識の集積とも言える。
 選挙期間を通じ、伊藤陣営はあらゆる校区座談会、大規模集会を満員にし、「過去4度の選挙で見られなかったほど」の動員力を発揮した。対する佐々木陣営は、それに比べれば明らかに見劣りする人数の集会が目立った。しかし参加者の質は決定的に異なった。ボランティアで主体的に選挙にかかわる運動員が大半の佐々木陣営は、士気の高さでははるかに伊藤陣営を上回っていた。
 佐々木氏は投票前日の夕方、街頭演説に初めて100人の大台を超えた聴衆が集まったのをみて「勝利を確信した」と言う。決して多い数ではないが、「選挙は本気で支えてくれる人の数で決まる」という選挙戦の原則がクリアできたと感じたから、と振り返る。「動員主体の組織選挙は、選挙の原点からは遠いものだ」と有権者に感じさせる選挙でもあった。
 佐々木新市政がスタートして1カ月。12月定例市議会では、情報公開と行政への市民参加を市政運営の2本柱とすることを表明した。ハードウエアよりソフトウエアを重視する行政手法を採るようにみえる。未知数の行政手腕に不安を抱く市民がなお多いなかで、新市長のオリジナリティーがいつ、どのような形で具体的に施策として提示されるのか、市民の関心は高い。


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