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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1517とはずがたり(2/2):2004/12/08(水) 18:06
>>1516-1517

 ◇民主の対応◇
 富一氏の出馬が8月以降、現実味を帯び、候補乱立の可能性が浮上する中で、民主にも独自候補擁立の動きが進み始めた。「すんなり昭夫氏を応援する状況ではない」とこの時期、民主幹部は語った。
 しかし、具体的な候補名は浮上しないまま時間だけが過ぎた。「首長選と国政選挙は違う。地方議員にとって、自分の選挙と密接につながる首長選で2大政党制まで考えるのは難しい」とある民主関係者。「昭夫知事と敵対する自民に対し、知事に一定の評価をしてきた民主は、選挙戦略を練るのも困難だ」との声も根強かった。

 結局、党員からの候補は出せず、連合が提案した東京都在住の会社経営者(41)の擁立も「時間切れ」などで断念。簗瀬代表は、昭夫氏支援を決めた理由を、「反自民の戦いをやるべきだ。富一氏を担ぎ出したのは自民党総体であり、富一氏を支援するわけにいかない、との意見でまとまった」と説明。2大政党制を訴えつつ、独自候補を立てられない実情については、淡々とこう釈明した。
 「政治は万全を目指しつつも、次善、三善を目指すしかない。我々は最善の努力をした結果、こうなった」
 政党として現実的な選択をした民主と、理想を追求し筋を通そうとした労働組合との違いが浮かび上がる。

 ◇民主の課題◇
 そもそも独自候補擁立は、民主、連合に共通する願いだった。それが実現しなかったのはなぜか。
 関係者が共通して口にするのは「人材難」だ。人材の壁は、宇都宮市長選をめぐる独自候補擁立の動きでも顕在化した。民主は谷博之参院議員の擁立を目指したものの、谷議員の固辞で断念。自民、公明との統一候補擁立に切り替えたが協議がまとまらず、再び、独自候補に戻ると、残された道は「公募」と迷走を続けた。
 自身も公募で衆院栃木1区から出馬した水島広子衆院議員は「手詰まりと見えるかもしれない。だが、『民主に人材はいない』と言われる中で、本当に優秀な人材を見逃してしまう恐れもあると心配してきた。公募なら広い層から声を上げてもらえる」と話した。
 連合による知事選の候補者選びも、実際には、民主の「空白区」とされる衆院栃木2、3区の選考を兼ねて実施された。擁立が見送られた会社経営者も、次期衆院選で出馬する可能性が少なくない。
 県内のある民主支持者はこう嘆く。「候補擁立をめぐる流れをイライラしてみていた。知事選に対する連合のスタンスは理解できるが、納得はできない。実際に独自候補がいなければ、投票しようがないじゃないか」
 連合の理想と民主の現実をつなぐには、人材難にあえぐ現状からはい出すという、重い課題に答えを出すしかない。
毎日新聞 2004年10月21日


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