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統一地方選・地方議員関連統一スレッド
1357
:
とはずがたり(2/2)
:2004/10/20(水) 23:03
[検証・新知事誕生]/下 民主県連分裂 「政党対決」の構図描けず /新潟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041020-00000144-mailo-l15
◇党本部も支援に二の足
「民主党の今後を考えれば、今回の知事選は重要なんですよ」
12日に開会した臨時国会。民主党の西村智奈美衆院議員は、衆院本会議の合間に岡田克也代表を国会内でつかまえ、来県して多賀秀敏氏(54)を応援するよう頼んだ。
「参院選が終わり、岡田さんが代表に再選されて、最初の大きな選挙。これでいいんですか」。西村氏はそれまでも再三、岡田代表ら幹部に、本部が積極的に応援する必要性を説いてきた。しかし「検討する」以上の答えは得られないまま。焦りが募っていた。
この日、西村氏の強い口調に、岡田代表はやや戸惑いの表情を見せた。返ってきたのは、意気込みをいなすような言葉だった。「難しいかもしれないけど、状況を聞いてみて考えるよ」
黒岩宇洋参院議員の当選を実現した02年の参院補選から続いた民主、社民両党と連合の3者共闘態勢だが、知事選は様相が違った。多賀氏陣営を支えた3者が自ら描いた「政党対立型」の構図を鮮明に打ち出せないという、皮肉な事態に直面した。
その最大の要因が、民主県連の分裂だった。渡辺秀央参院議員ら旧自由党グループが泉田裕彦氏(42)の支持に回り、これまで無党派層を取り込んできた「民主」の看板が真っ二つに割れた。
これを見た党本部は、多賀氏への全面支援をためらった。県連組織そのものの分裂を懸念したからだ。多賀陣営は、鳩山由紀夫元代表や参院議員の蓮舫氏ら著名な党国会議員にも応援を要請した。しかし、空回りが続き、結局、新潟の街頭に立ったのは9日の菅直人前代表だけだった。
民主関係者は「地方選挙でどういうスタンスを取るのか、本部が方針を決めていない」と打ち明ける。渡辺氏らの離反は、自民との対決姿勢をどのレベルまで貫くべきなのかを巡って組織内に温度差があり、それを党本部が是正する機能を持たないことを示した。
混乱は街頭でも明らかだった。
優勢が伝えられた序盤、多賀氏本人は政党色を控えた演説を続けた。選対幹部は「当選した場合、自民が多数を占める県議会を相手にすることになる。対立をむやみにあおれば、県政が混乱すると考えた面もある」と説明した。
しかし、劣勢がはっきりした中盤以降、陣営は都市部の票を意識し、「民主の候補」を前面に押し出し、多賀氏も「非自民候補」を街頭や個人演説会で明言した。しかし、時はすでに遅かった。
連合幹部は「旧自由党グループの離反による敗戦。しこりは当然残る。共闘は今回が節目だ」と話した。
10月20日朝刊
(毎日新聞) - 10月20日16時35分更新
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