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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1318とはずがたり:2004/10/13(水) 01:44
神経戦なお続く 知事と県議会
http://mytown.asahi.com/iwate/news01.asp?kiji=6443

一般質問で答弁する増田知事=9月29日、県議会で
 増田知事が提出した議案としては、通算3回目となる否決劇があった9月定例県議会が閉会した。県政史上初めての予算案の否決は、全会一致という厳しい判断だった。これは、知事にとっては手痛い「黒星」なのか。知事を頂点とする行政機関とそれを監視する議会という、本来あるべき緊張関係の現れなのか。

  県が建てた「ふれあいランド岩手」の代替地売買を巡る損害賠償訴訟。盛岡地裁は判決で、県の注意義務違反を認定し、約8600万円の支払いを命じた。控訴の適否を問う議案と、その訴訟費用を盛り込んだ一般会計補正予算案が相次ぎ否決されたのは今月1日。藤原良信議長は「県議会としてしっかりとした判断をした。県民の側に立って考えるのが我々の仕事で、県議の職務が果たせた」と、全会一致で否決とした議会の判断について、満足げに語った。

  藤原氏は議長として採決には加わらなかったが、本会議前日の民主・県民クラブの議員総会で、「個人的には否決したい」と、反対の意思を表明していた。

  訴訟に至った売買契約にかかわる問題は、藤原氏らと同じ旧自由党の故村上恵三元県議が、過去に何度も議会で取り上げていた。このため、経過を知る3期目以上の県議を中心に、会派を超えて控訴反対論が広がった。

  藤原氏は、各会派の代表らを集め、事前に会派の意向を探った。知事の与党を自認する政和会、6月議会で否決された知事の資産公開対象を家族に広げる条例案には賛成した社民党も、反対の意思を明確にした。自民党はその場では態度を保留したが、会派の議員総会で事情を知るベテラン議員が若手議員に説明した上で反対を決めた。

  「否決を前向きにとらえているわけではないし、奨励するわけではありませんが、緊張感にはつながっている」

  否決から1週間。定例議会最終日を控えた8日の定例記者会見で、感想を聞かれた増田知事は、「緊張感」という言葉を何度も使いながら、苦笑して見せた。

  今回の控訴関連議案の否決で、県は控訴を断念し、敗訴は確定した。6月議会の資産公開拡大条例案の否決で、増田知事は任期中の条例化を断念した。意見書を可決しただけで約10分間で終わった6月の臨時議会で、増田知事は「出席しないのは議会軽視」との批判を受け、事前に決まっていた東京での講演をキャンセルせざるを得なかった。それぞれ中身は違うものの、増田知事が、議会に行く手を遮られている印象は否めない。

  「こういうことが続けば、知事としての責任問題となる」と、自民クラブの工藤篤代表。「全会一致で予算案が否決になるのは異常事態だ。底流には、知事と議会のすきま風がある」とベテラン県議の一人は指摘する。

  高知県議会は8日、橋本大二郎知事の辞職勧告決議案を可決し、橋本知事は13日付での辞職に追い込まれた。増田知事の盟友である宮城県の浅野史郎知事は昨年、副知事の選任議案を2回も否決された。全国で「改革派」と目される知事に向けられた議会の視線は、一様に厳しいものがある。

  しかし県議会には、増田知事との緊張状態とは裏腹に、一気に「野党化」しようとの空気はない。

  増田知事は、7月の朝日新聞社の世論調査では、県民の支持率78%と、全国1位の高支持率に支えられている。この人気にあやかろうというのか、増田知事が市町村に出かけた時など「知事とツーショットで写真を撮りたがる県議も多い」(知事周辺)という。敵とも味方とも言えないこの奇妙な緊張関係について、県の幹部は「当面は、神経戦が続くのではないか」と見ている。

  当の増田知事は「議会側に、私の真意が伝わっていないことに原因がある。できるだけ取りこぼしのないようにしなきゃいかんと思っています」と、話している。


(10/12)


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