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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1223とはずがたり:2004/08/09(月) 03:45
緊急報告 知事引退㊦
http://mytown.asahi.com/toyama/news02.asp?kiji=4750

  「さあ、よーいどん。始まるぞ!」
  中沖知事が引退表明を終えた後、県議会の議員室から興奮気味の声が廊下に響いた。

  これまで知事が態度保留を続けていたため、各党は知事選の対応に動くに動けなかった。だが、引退表明が候補者選びのスタートを告げる号砲となった。

  ただし「試合時間」は比較的短い。中沖知事の任期満了は11月8日で、知事選は10月前半告示が有力とされる。この2カ月間が勝負だ。

  今のところ、正式に立候補の意思を明らかにした人はなく、政党・団体間やその内部の駆け引きが活発化する様相だ。

     ■□

  政党関係で擁立方針を固めたのは、共産党県委員会などで構成する「明るい富山県政をみんなでつくる会」。4日、小谷一郎代表委員らが記者会見し、具体名は挙げていないが、無所属候補を擁立すると発表した。

  自民党県連は知事の引退表明後、県議が集まって常任総務会を開き、「一枚岩」で取り組むことを確認。選考方法などについて意見交換を始めている。

  組織の団結を重んじる背景には、参院選の候補者選びの「反省」がある。役員会がトップダウンで決めた方針に対し、一部県議らの反発で不調に終わった。「バラバラに候補者を推したら、勝てない」(県連幹部)

  そうした危機感の念頭にあるのは、勢力を伸ばしつつある民主党だ。参院選で民主の谷林正昭氏は19万票を獲得、自民の河合常則氏に破れたものの、4万6千票差まで詰め寄った。

  「二大政党の一翼として独自候補の擁立を目指したい」と坂野裕一県連幹事長。他党との相乗りの選択肢も残るが、「自民党色の強い人なら相乗りしない」とし、今月下旬の県連大会をめどに一定の結論を出す。

  社民党県連合は候補者擁立について「白紙の状態」(横山真人代表)。公明党県本部と同様、他党や立候補表明の動きを見極めるという。

     ■□

  正式に立候補表明した人はいないが、水面下で擁立を模索する動きが起きている。

  県内出身の中央官僚では、元消防庁長官の石井隆一(たかかず)氏(58)=富山市出身=もその一人だ。消防関係の県議らが推しているが、石井氏は朝日新聞の取材に対し、「全く白紙」と答えた。

  ほかに、総務省出身で新潟県副知事の高橋正樹氏(50)=高岡市出身=、いずれも自民党県議で福野町の山辺美嗣氏(52)、砺波市の米原蕃氏(60)らの名前も浮上している。

  ただ、自民党の「推薦」が立候補の前提とみられ、同党が誰でまとまるのか流動的だ。「自民党色」を嫌う民主党の方針が、自民党の選考にも影響を与える可能性もある。

  「出馬意欲だけでは組織はまとまらない。この1カ月が山場になるだろう」。ある政党関係者は今後の展開をこう語る。
(平林大輔)

(8/6)


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