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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1161とはずがたり@鹿児島県知事選:2004/06/23(水) 14:40
[’04混戦・知事選/参院選]/2 小里・自民県連の分裂 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040616-00000002-mai-l46

 ◇評価分かれる県連決定
 「参院選も知事選も、選ぶ過程がこの上なく素晴らしかった」
 溝辺町で12日、開かれた参院選に出馬予定の自民新人、野村哲郎氏(60)の姶良地区決起集会。あいさつした自民党県連の小里貞利会長のセリフだ。不意に飛び出した自画自賛とも言える発言。だが、混乱する現実とのギャップに、会場の反応は冷ややかだった。
 党県連は地元・姶良郡出身の前県会議長、溝口宏二氏(68)の推薦に「対応は党員党友の良識に委ねる」とただし書きを付けた。推薦要請していた元総務省総括審議官、伊藤祐一郎氏(56)、旧建設省出身の溜水義久氏(62)支持への道も残したことで、事実上の自主投票に。溝口、伊藤陣営が県連内でしのぎを削る混乱は、小里会長が深くかかわった「ただし書き付き」決定が発端だ。
 小里氏の選挙区、衆院4区は、競り合う溝口、伊藤、溜水3氏の地元。会長ながら、「県連推薦」の溝口氏支持国会議員団に名を連ねていない。立場上、表立った活動こそしていないが、関係者の見方は一致する。「小里さんは伊藤派だ」と。
   ◇   ◇
 溝口陣営が5月30日、小里氏の地元・国分市で開いた決起集会。「溝口推薦を決めた県連はきちんと筋を通すべきだ」。語気を強めたのは5区選出、森山裕衆院議員だ。
 森山氏ら国会議員5人は県連推薦の「筋を通し」、溝口陣営で積極的に動く。県議は25人。“本流”を自認し、独自に溝口氏への推薦文を作成、配布。結束固めに走る。
 「決定の主文はあくまでも溝口推薦。温情で付けた『ただし書き』があたかも主文であるように利用されている」。溝口陣営の国会議員は、憤りを隠さない。
   ◇   ◇
 「県民がいっだまし(精魂)を入れて選べる五十数年ぶりの知事選。鹿児島を変えるチャンス」
 9日、郡山町中央公民館。伊藤氏の決起集会で地元2区選出、宮路和明衆院議員の妻が訴えると、拍手が沸き起こった。
 宮路氏は伊藤派を標ぼうする唯一の自民党国会議員。「中央とのパイプがあり、財政を立て直せる」と支持理由を語る。
 伊藤派に名を連ねる自民党県議は十数人。彼らは「知事は県民の手で選ぶべきだ」とし、候補を一本化しなかった県連決定を評価する。議員の数では劣るが、若手の姿が目立つ。「県民」世論を意識した訴えで、活路を見いだそうと必死だ。
   ◇   ◇
 山中貞則元通産相亡き後の自民県連。知事選を機に、国会議員や県議間の対立が一気に顕在化した形だ。両派に分かれた事情には、表向きの理由のほか、それぞれの選挙区事情も見え隠れする。
 「山中さんがいればこんな混乱はなかった。あと半年生きていてくれれば……」。党関係者には“重し”があった時代を懐かしむ声も漏れる。(毎日新聞)
[6月16日21時16分更新]


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