したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

選挙制度

1085名無しさん:2015/08/13(木) 13:32:47
>>1084

“安全弁”の役割もある参議院。多様で優れた人材が必要
??「良識の府」としてスタートした参議院だが、1990年代に衆議院でも比例選挙が導入され、両院の差もあまりなくなった。一方で、参議院が強すぎるとの意見もある。参議院のあり方、独自性についてどう考えているか。
脇 2つの院があることによって、熟慮する時間が持てるという意味はあると思う。一院制を主張する人もいるが、“一発で決められる”ことができたら民主党政権では大変だった。あのまま行っていたら。全てがとは言わないが、とんでもない価値観や主張を持つ人もいて、このままいったら「国がつぶれてしまう」と思った。国民も見ていて、次の参院選では与党に過半数を与えなかった。
政策をしっかりやっていくのはもちろんだが、いざという時の安全弁の働きがある。衆議院だけ、選挙は4年に1回だけではなく、2、3年に一度選挙があれば、それほど(政権は)長続きしない。民主主義とはいっても「多数をとったものが勝ち」という風潮になるのは怖い。それだけでも参議院の意味はある。
また本来、参議院は衆議院と違って「息の長い、しっかりとした見方」ができる場のはず。“常在戦場”ではなく、議員は6年に一度しか選挙がないので、政策をじっくり学べる。そこで大事なのは、いかに多様な人材、優れた人材を出していくかということだ。
よく「両院のそれぞれの役割を考えて、それに合った選挙制度を」と言う人がいるが、その2つはあまり関連がないと思っている。私は選挙区、比例代表の2本立てである現行の制度は否定していない。そこに多様性が隠されている。比例は、組織・団体がふさわしい候補者を選ぶ、選挙区は都道府県の党組織が候補者を選ぶ。党本部は追認するだけだ。目配りができて、知恵のあるやり方だと思う。

「地方は大事」の議論は理解、ただし改憲で
??今回の「合区」については、「地方を軽視している」、「憲法を改正して、都道府県の代表をきちっと出すべきだ」という声も出ているが。
脇 わたしは、その点で憲法を変えるのもいいのかなとは思っている。都道府県単位で代表が必要だという議論には、一定の合理性もある。ただ、それは憲法が変わってからの話だ。
だが現在、最高裁は(現行の選挙制度を)「憲法違反」だと言っているわけで、だからこそ従わなくてはいけない。法治国家として、最高裁の決めたことは絶対だ。判決では明確に「都道府県単位(の選挙区に固執するの)はダメ」と言い切っている。
「1県に1人を置くべきだ」と、国民の皆さんが言うのはいい。しかし我々が、公務員が言ってはいけない。すでに最高裁の最終判断があるのに、閣僚が「でも、私は県に1人必要だと思う」と言ったりする。国家としての意識が欠けている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板