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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1■とはずがたり:2002/12/21(土) 09:07
都市計画に関するスレッド。田舎の道路開通も可。

2917とはずがたり:2016/09/13(火) 19:57:20
それだけなら無意味だ。やはり都電荒川線の池袋乗り入れがないとインパクトも採算性も説得力もないだろ。

池袋駅とサンシャイン結ぶ「LRT」構想の全貌
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160912-00135204-toyo-bus_all
東洋経済オンライン 9月12日(月)5時0分配信

 「豊島区は全国でいちばん注目されている。昨年に新庁舎が完成し、今年7月には地元の小池百合子氏が都知事に選出された。いよいよ”時が来た”という思いだ」。8月8日、豊島区内で開催されたシンポジウムでマイクを握った高野之夫・豊島区長の声が熱を帯びた。

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 豊島区を代表する街、池袋は新宿や渋谷と並ぶ繁華街の一つ。池袋駅にはJR、西武鉄道、東武鉄道、東京メトロが乗り入れ、1日の利用者数は250万人を超える。駅周辺には西武百貨店、東武百貨店などの巨大百貨店が軒を並べるが、その一方で東京芸術劇場をはじめとした文化施設も多い。近年は、サンシャインシティの近くにアニメグッズや同人誌を扱う店が増え、アニメファンの集まる街としても注目を集めている。そんな池袋にLRTという交通システムを走らせようという計画がある。

■池袋とサンシャインを結ぶ

 LRTとは「Light Rail Transit」の頭文字をとったもので、日本語に訳すと軽量軌道交通となる。イメージ的には路面電車に近いが、低床式車両の導入や駅のバリアフリー化など、日本で昔から走っている路面電車とは違う特徴を持つことから、従来の路面電車と区別する意味でLRTと呼ばれている。

 2006年、富山市が日本で初めて本格的なLRTを導入。その後、宇都宮市をはじめとして、LRTの導入に動き出した都市は全国にいくつもある。池袋もその一つだ。

 約2キロメートルのルート案は、池袋駅東口を起点に駅前から伸びるグリーン大通りを直進し、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)を左折、サンシャインシティの東側、北側を走って池袋駅東口に戻る。都電荒川線が近くを走るが、現在のプランでは接続は想定されていない。

 池袋駅東口の駅前にある明治通りはつねに自動車であふれかえっているが、現在は明治通りのバイパスを整備中。2019年度の完成後は、駅前の道路を廃止して歩行者広場にする構想を豊島区は持っている。そこにLRTが乗り入れれば、池袋東口のイメージは大きく変わる。豊島区は2035年を想定した池袋駅周辺のまちづくりガイドラインを今年7月に策定。LRTの導入計画はそこにもしっかりと盛り込まれている。

距離が短いのになぜ必要なのか
 とはいえ、池袋駅とサンシャインシティの間は歩いて移動できる距離だ。高野区長自身も「池袋からサンシャインまでなら歩くほうがかえって早い」と認める。必要性が乏しいと思われるエリアになぜLRTを導入するのか。

 高野氏は言う。「普通のLRTを走らせても人は乗らない。人を呼び込むためには乗って楽しい“トラム”を作らないと」。つまり、豊島区が目指しているのは、観光列車的な乗りものなのである。

 そもそもLRTは路線バスと地下鉄の間に位置付けられる中規模輸送的な交通手段だ。路線バスでは対応しきれない需要をLRTで代替するというのが自然な流れである。全国の都市で進んでいるLRT計画は、バスや自動車に代わる移動手段であることが強調されている。しかし、多額のコストをかけても「地域の住民が日常的に利用するのか」という点で、合意形成がつまずいてしまう。これこそLRTの導入が進まない理由だ。

 その点、池袋は、住民の足という交通論ではなく、池袋にやってくる人が観光目的で乗るという点を前面に押し出した。「池袋にはアニメファンが多く訪れるので、アニメ(ラッピング)電車を走らせてもいい」と、高野区長は構想する。

2918とはずがたり:2016/09/13(火) 19:57:39
>>2917-2918


■2階をカフェにした列車

 「観光目的であれば、日本にこれまでなかった形のものを作らなければ乗ってもらえない。そこで2階建て電車を提案します」。池袋で不動産業を営む後藤文男氏はこんなアイデアを披露する。路面電車ファンの後藤氏は、英国の地方都市ブラックプールを走る昔懐かしい路面電車の写真をカメラに収め、写真集『ファンタスティックトラム』を今年4月に出版した。

 LRT導入による池袋の活性化を目指す「池袋の路面電車とまちづくりの会」の事務局長を務める溝口禎三氏もこの写真集を見ながら「2階はカフェにして、ビールを飲みながら池袋の町を見物する。こんな楽しい列車がいいなあ」と夢を描く。

 2階建て路面電車というアイデアに無理はないのか。「日本の法規上、架線集電式の2階電車では道路の高さ制限に引っかかってしまうので、バッテリー式の架線レスの電車にする必要がある」と後藤氏は指摘。「充電は池袋の駅前に停車中にパンタグラフを上げて行い、車体の高さは2階バスを基準にすれば法的な面はクリアできると思う」。

事業費や採算性は?
 観光目的であれば、LRTでなくてもいいようにも思える。たとえば、北九州市門司区では、門司港駅と関門海峡トンネルを結ぶ観光トロッコ列車を運行し、人気を博している。ただ、「乗って楽しむとはいえ、池袋は1日の駅の乗降客数が250万人以上の都会で、サンシャインなどほかの派生需要からくる乗客も多い」(溝口氏)。池袋にやってくる大量の人をさばくという点で、ある程度は輸送能力は必要なようだ。

 気になるのは導入にかかる費用や採算性だ。LRTの導入費用は85億円程度が想定されている。うちインフラ建設にかかわる80億円は区が、残りの5億円は運行を担う民間が負担する。区の負担分の半分は国が補助するという想定だ。導入費用はともかくとして、毎年の営業収支が赤字では、わざわざ導入する意味がない。

■新宿や渋谷にない乗り物がほしい

 高野区長は「採算性はまったく白紙」と言うが、「採算が取れないはずはない」と、鉄道コンサルティング会社・ライトレールの阿部等社長は断言する。「世界第2位のターミナル駅である池袋駅と、毎日10万人近くの来訪があるサンシャインシティを結ぶ便利な交通システムを作れば、多くの利用が得られる。将来は都電に乗り入れて池袋と早稲田を直結すれば、より多くの利用を期待できる」。

 既存運行ルートの大半は区道であり、新たな用地取得はほとんど必要ない。ただ、都道と交差する部分のみ都から道路使用許可を得る必要がある。現在、交渉は難航しているもようだが「LRTを活用した街づくりの意義をよく理解している小池氏が都知事になったことで、交渉が進むかもしれない」と期待する声も地元にはある。

 2006年の富山ライトレール以降、新たなLRTは登場してない。しかし、次のLRTの最右翼とされる宇都宮市の計画について、9月8日に運輸審議会が「認定が適当」と答申したことで、宇都宮市のLRTは実現に向けて大きく動き出した。

 その宇都宮市にしてもこれまで多くの紆余曲折があり、いまだに反対論も根強い。池袋のLRT計画にしてもすんなり進むとは限らない。国が宇都宮市のように必要性を認めるかどうかも未知数だ。それでも、富山の次のLRTの登場は、池袋にとっても追い風になりそうだ。

 「住民の足」としてLRT導入を目指す人たちと話をしていると、そこには「どうしても必要だ」という切迫感がある。今までLRTがなくても困らなかったのになぜそこまで熱心に活動するのだろうか。

 「池袋は長らく都会の辺境と思われてきたんです」と、溝口氏がその理由を解説してくれた。東京を代表する巨大エリアでありながら、新宿や渋谷と比べて格下に見られてきたというくやしさが、池袋の住民にはあるという。しかし、戦前には若き芸術家たちが多く移り住み、独自の文化圏「池袋モンパルナス」を形成するなど、池袋は誇り高い地域でもある。「新宿や渋谷にはない独自の魅力ある街を形成したい」。池袋に住む人たちが胸を張って誇れる乗りもの、それがLRTなのかもしれない。

大坂 直樹


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