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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1638荷主研究者:2010/01/18(月) 22:28:18

http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/railway/20100112-OYT8T00959.htm
2010年1月12日 読売新聞
定期外乗客増へ営業強化…多摩モノレール
有手社長に聞く

今後の展望などについて語る、有手勉社長

 多摩モノレールの上北台駅(東京都東大和市)―多摩センター駅(東京都多摩市)間(16キロ)が全線開業して、10日で10年を迎えた。

 2008年度の1日の平均乗客数は過去最高の約12万人を記録し、多摩地区の南北をつなぐ貴重な交通手段として住民に定着してきている。運営会社「多摩都市モノレール」(本社・立川市)の有手(ありて)勉社長(64)=写真=に今後の目標や見通しなどを聞いた。

 ――この10年をどう振り返るか。

 「多摩地区は南北の交通整備が遅れており、移動が不便だった。開業以来、住民の足として地域生活の向上に貢献してきたと思う」

 ――財政的な苦労も多かったのではないか。

 「都などから金融支援を受けて債務超過は解消し、08年度に(税引き後利益は)黒字に転換した。ただ、自治体や金融機関からの借入金は同年度末で約600億円残っており、確実に返済していきたい。過剰な設備投資をせず、収入と支出のバランスを取りながら、身の丈に合った安定した経営を心がける」

 ――少子高齢化による人口減などで、乗客数もいずれは頭打ちになるとみられるが、収入の見通しは?

 「通勤・通学の定期収入ではなく、定期外収入を増やすことを考えている。現状は定期利用の乗客が全体の約6割だが、今後は逆に、定期外で6割を目指す。その達成には、1日の平均乗客数を3万人程度増やすことが必要となる」

 ――その目標に向けて、どう取り組むのか。

 「09年3月に営業本部を発足させ、全社一丸となって新商品の開発に取り組める体制を整えた。商品を魅力的なものにし、販売を強化している」

 ――どんな商品を開発しているのか。

 「年末年始に売り出した『お出かけ一日乗車券』は、通常より350円安い500円にし、沿線の132店の商店などから特典を得られるサービスをつけた。営業部隊の努力の成果だ」

 ――売れ行きは?

 「昨年12月26日から1月6日までに約3万2000枚を販売した。通常の一日乗車券の販売枚数は、08年度の1年間で約1万枚しか売れなかった」

 ――そのほかの収益向上策は?

 「ホームページで観光情報を充実させようとも考えている。惰性の経営にならないように、人材育成も強化していく。これまで人材は寄せ集めで、都や私鉄から派遣された職員が2〜3年の期間で交代し、生産性に乏しかった。今後は独自に採用した社員を鍛えて中核の業務を任せ、事業に一貫性を持たせたい」

 ――運賃の値上げは考えているのか。

 「現時点では値上げできない。地域経済の動向を見れば、値上げにより客離れが予想される」

 ――懸案事項は?

 「電車や設備を更新するための投資だ。全線開業から10年が経過し、電気系統や運行管理システムの更新が必要になってきているが、全部の改修には数百億円単位の投資が必要で、とても賄いきれない。メーカーとの契約方法や設備の延命化について、東京モノレールなど同業他社とノウハウを交換し、投資額を見極めたい。安全が最優先であることは言うまでもない」

 ――延伸を望む声もある。

 「都の道路整備計画にも絡む問題だが、私個人としては、八王子や町田などをつなぐ全長約93キロの路線が整備されれば、多摩地区の経済活性化にもつながり、望ましいのではないかと考えている。地元密着の経営を追求し、生活に不可欠な路線として、地域の方に愛される会社を目指したい」

 有手氏は、都産業労働局長や都競馬株式会社常務などを経て、08年6月から「多摩都市モノレール」社長。
(阿部新)


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