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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1472千葉9区:2009/04/07(火) 22:14:20
>>1439
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000904070003
LRT、足りぬ地元説明 堺市今年度着工へ
2009年04月07日

 堺市が400億円以上をかけて、「環境に優しい」とされる次世代型路面電車(LRT)を市街地に通す計画を進めている。大阪市とつながる南北の鉄道路線しかない堺市にとって、“明治以来の悲願”である東西の路線ができれば「にぎわいが生まれる」というのだが、本当に巨額投資にみあう効果があるのか、住民からは疑問の声が出ている。

 「良好な都市景観を形成し街のシンボルになります」「少しの努力でにぎわいが実現」「二酸化炭素の排出量は車の5分の1」――2月中旬、沿線の小学校で市が開いた説明会。市の担当者は、フランス・ニースの街を走るLRTの写真をスクリーンに映しながら利点を並べた。だが集まった約300人の住民からは疑問が相次いだ。

 市が10年度中の開業を目指す南海高野線堺東駅―南海本線堺駅間(1・7キロ)は現在、南海バスがラッシュ時は4分に1本のシャトルバスを走らせている。市の計画ではLRTの停留場はバスとほぼ同じ場所で、所要時間や運行間隔もバスと同程度。「ならばバスで十分。環境に配慮するなら電気バスにすればいいのでは」と住民。

 堺市がLRTにこだわるのは、大阪市を起点とする南海本線、南海高野線、JR阪和線の大動脈3路線が南北を貫いているのに、東西には鉄道がないことが「堺の経済的地位の低下を強めた」(堺市史)と考えているためだ。明治、大正、昭和と東西方向の鉄道建設計画がたびたび持ち上がったが、いずれも頓挫。府南部の住民が堺市を通過して大阪市へ流れるのを防げないジレンマがある。

 99年、市は欧米で普及しているLRT導入の検討を始め、有識者による市公共交通懇話会も04年、他の鉄道路線からの乗り入れができて、建設費も安いなどとしてLRT導入を提言した。

 これを受けて、市は本格的な計画づくりを開始。堺東駅―堺駅間のほか、相互乗り入れを予定する既存の路面電車「阪堺線」の線路や車両は市が整備し、運営は南海電気鉄道と阪堺電気軌道があたる。市は今年度予算に工事の前払い金など約10億円を計上。今年度末に着工する計画だ。「市街地の再開発や臨海部への企業誘致を進める起爆剤になり、政令指定都市にふさわしい町づくりに役立つ」

◆住民 投資効果に疑問も

だが住民の合意形成は難航している。

 原因の一つは事業費の高さ。建設にかかる費用は、堺東駅―堺駅間が約85億円。延伸予定の臨海部までの区間(5・2キロ)や阪堺線への乗り入れを含めれば約425億円に上る。市は「他の交通機関より安い」と説明するが、採算は取れるのか、経済効果はどのくらいあるかは「評価は難しい」として具体的な数字を示していない。「バスで十分」という住民の声に対しても「LRTなら阪堺線に乗り入れできる」とメリットを強調するだけで、バスのままと、LRTをつくった場合のコストと効果の比較は示していない。

 車道が2車線から一方通行の1車線に減り、荷物の積み下ろしができなくなることも沿線の商店主の不安をあおっている。「LRTを通せば人が来る根拠はあるのか。通行量が減って売り上げが落ちたら市は責任を取るのか」。だが市は、駐車場や荷さばき所の場所や数についても「検討中」と答えるだけだ。

 LRTの導入構想は全国で浮上している。国土交通省によると、宇都宮市など全国で70以上の構想があるが、住民の合意形成や建設コストなど課題が多く、足踏みしているケースが多いという。


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