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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1439片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/03/02(月) 08:25:20
「説明不足」市民から不満
堺市LRT計画 「活性化の根拠は」「商売に影響しないか」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090302-OYT8T00016.htm

堺市が作ったLRTのイメージ図。市中心部の大小路筋は車道が1車線の一方通行になる


 堺市が2010年度末の開業を目指すLRT(次世代型路面電車)【クリップ】。市は2月15日に市立市小学校(堺区)で初めての住民説明会を開いたが、「活性化へのチャンス」といった賛成意見の一方、市民生活に影響が出ることや地域活性化の効果などに疑問の声が相次いだ。今春に住民代表らによる法定の協議会を設立し、5月に基本計画を正式にまとめ、09年度中に着工――。市が描くスケジュールは市民の合意形成が前提で、そのための説明責任が果たせるかどうかが問われている。(阿部健)

 【疑問〈1〉生活への影響】

 市の中心部を東西に貫く堺区の「大小路筋(おおしょうじすじ)」。LRTの路線には、南海本線・堺駅と南海高野線・堺東駅を結ぶこの目抜き通りが含まれる。

 電車を走らせるため、車道は2車線から1車線に減り、西行きの一方通行となる。荷さばきのための一時駐車ができなくなることから、説明会では商店主らから対応を求める声が上がった。しかし、市は「民有地などに荷さばき場所を確保する」と説明するにとどまり、具体的な場所には言及しなかった。市鉄軌道推進室は「地権者とまだ交渉していないので示せない」とする。

 一方通行となることで商店や飲食店を車で訪れるのは不便になる。このため「売り上げが落ちたら市が責任を取るのか」という指摘も。「救急車や消防車、ごみ収集車の通行に支障は出ないのか」と懸念する住民もいた。

 【疑問〈2〉事業効果と必要性】

 観光列車のような大きなガラス窓で、停留所と段差のない超低床の電車が走り、歩道上にはオープンカフェが並ぶ。説明会ではこんなイメージ動画が流され、指吸(ゆびすい)明彦副市長は「街おこしの起爆剤にしたい」と力を込めた。

 市は1984〜99年度、56億円を投じて大小路筋の4車線の道路を2車線に減らし、歩道を広げてタイルや御影石で舗装。「大小路シンボルロード」と名付けた。

 しかし、大小路筋を含む堺区全体の商店数は99年は2124店だったが、2007年には1631店に減った。「道を整備すれば人が来ると市は言ったが、街は寂れた」「LRTができたら人が来る根拠は」。説明会ではこんな声が上がった。

 LRTの概算の総事業費は425億円に上る。しかし、大小路筋では今もバスが運行しており、「なぜバスでは駄目なのか」「事業が赤字になったら市民にはね返ってくるのでは」と巨費を投じることの必要性を疑問視する意見もあった。

 【疑問〈3〉合意形成】

 市が描くスケジュール通りなら5月までには市民の合意形成が必要となる。しかし、説明会を初めて開いたばかりで他の沿線2小学校区(熊野(ゆや)、三宝)では日程すら決まっていない。

 このため「LRTありきで形だけ声を聞いているのでは」といらだつ参加者も。時間が限られていたためでもあるが、続出した疑問に市は具体的な回答をほとんど示せず「ここで説明できないのだったら、対応をまとめてからもう一度開いて」「少人数で改めて開き、もっと細かく説明して」といった要望が相次いだ。

 市鉄軌道推進室は「何らかの形で考えを改めて示し、合意形成に最大限努力する」とするが、スケジュール通り進めるのは厳しい状況だ。

 【クリップ】LRT 高齢者らが乗降しやすい低床車両や騒音と振動の少ない軌道が特徴。国内では06年に富山市で初めて本格導入された。堺市の基本計画案では、堺駅前―堺東駅前の大小路筋1・7キロを10年度末に先行して開業。シャープ工場などが進出する堺浜までの延伸部5・2キロ(開業時期未定)も整備し、計13か所の停留所を設ける。「公設民営方式」で、南海電鉄と阪堺電気軌道が運行し、同電気軌道と相互乗り入れする。

(2009年3月2日 読売新聞)大阪


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