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海上コンテナ鉄道輸送
1382
:
荷主研究者
:2016/06/19(日) 12:18:22
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20160529/CK2016052902000019.html
2016年5月29日 中日新聞
伏木富山港国際物流ターミナル 滞船解消へ延伸工事
延伸工事が始まる伏木富山港国際物流ターミナル。クレーンより手前の岸壁が延伸される=射水市堀岡新明神で
着工式、完成は18年度
射水市堀岡新明神の伏木富山港国際物流ターミナルで二十八日、延伸整備事業の着工式があった。従来の三百三十三メートルの岸壁を七十五メートル延ばして長さ百四十メートル以上の大型コンテナ船が二隻同時に接岸、荷役できるようにし、沖で待つ滞船の解消を目指す。国土交通省北陸地方整備局の直轄事業で、完成は二〇一八年度の予定。(武田寛史)
ターミナルを利用する百四十メートル以上の大型船の隻数は一〇年から一四年にかけて二倍に増加。東アジア各国とのアルミ関連の輸出入などのコンテナ取扱貨物量は一四年が約八万二千TEU(個)、一五年が約七万八千TEUと堅調に推移している。外貿コンテナが取り扱う貨物量の増加やコンテナ船の大型化により滞船隻数が一四年の五十隻に対し、一五年は八十四隻となった。
岸壁の延長によって、接岸する大型コンテナ船二隻に対し、コンテナを揚げ降ろしするクレーン二基を有効に使用。滞船コストやコンテナ輸送時間を削減でき、コンテナ物流の安定化が図ることができる。
延伸部分は既設の岸壁と同じ桟橋式構造。地盤が軟弱なため、地盤改良後に長さ約五十メートルの鋼管杭(こう)を打ち込み、周辺にセメントを充てんし、地盤と一体化させる。船の泊地一・六ヘクタールを水深十二メートルに掘り下げる。事業費は十七億円。
式では、北陸地方整備局の藤山秀章局長ら関係者が射水市放生津小学校の六年生十人とくわ入れした。藤山局長は「効率化が図られ、取扱貨物量がさらに増えることで地域経済の活性化に大きく貢献できる」と式辞。石井隆一知事は「県として背後地のコンテナヤード二・七ヘクタールの拡張に着手し、取扱量の増加に対応できる国際拠点港湾としてふさわしいターミナルになる」と期待した。
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