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金融機関観察スレッド

614とはずがたり:2005/01/14(金) 09:38
>札幌市より古くから海運の拠点として栄えた函館市の顧客はプライドが高く、…函館では「銀行に勝手に取引先を決められるのは嫌だ」と拓銀からそのまま北洋に移るのを断った客が数多くいたからだ。

結構店舗の閉鎖統合は難しいのかね?
拓銀に対してだいぶ落ちるイメージだった(?)北洋と違って北海道や北陸にはブランドイメージあるから大丈夫じゃないかね?

海を越えて―北銀・道銀経営統合
(下)課題
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/kikaku/076/4.htm

 江戸時代から北海道の玄関口として栄えてきた函館市。人口約二十八万人の都市に、北陸銀行が三店舗、北海道銀行は七店舗を持つ。経営破たんした北海道拓殖銀行を引き継いだ北洋銀行とともに“三つどもえの激戦”が展開されてきた。

 北銀の持ち株会社「ほくぎんフィナンシャルグループ」と道銀が今年六月に発表した経営統合後の経営戦略で、計百四十八か所ある道内の店舗(北銀二十二、道銀百二十六)を十店削減する案が打ち出されたが、「店舗を統廃合する計画が出た場合、顧客が統合した店に移ってもらえるかどうか心配」と、道銀函館支店の三戸篤人支店長は打ち明ける。

 札幌市より古くから海運の拠点として栄えた函館市の顧客はプライドが高く、かつて拓銀の店舗が北洋に引き継がれた際、函館では「銀行に勝手に取引先を決められるのは嫌だ」と拓銀からそのまま北洋に移るのを断った客が数多くいたからだ。

 一方、経営統合に対して顧客も不安を抱える。「経営統合が発表された後、北銀と道銀が一緒に金利を引き上げるんじゃないかと心配になった」。同市内のアルミ建材製造販売会社社長(45)は、当時の心境をそう語る。

 両行と取引する社長は統合発表の後、すぐに両行に「今後どうなるのか」と問い合わせた。両行からは「当分は今のままです」との返事を得たが、それでも「今後どうなるか分からない」と情報収集を怠らない。

 十店の削減により約30億円が浮く計算のため、店舗の統廃合は避けては通れない。目標期限は二〇〇八年三月期。課題はほかにもある。

 両行を合わせた不良債権残高(今年三月期末)は5692億円で、地銀トップの横浜銀行より2339億円も多い。債権総額に占める比率は、上位の地銀が5%前後なのに対して8・01%。銀行の健全性を示す自己資本比率も、同じく上位の地銀の10%以上に対し、7・48%にとどまる。

 さらに、両行はこれまで計約1400億円に上る公的資金を受けているほか、民間企業や地元自治体からも計900億円余りの増資をしてもらっている。両行にとって、経営改善は待ったなしの状況だ。

 北銀にとって、北海道事業部は赤字部門。「金融庁筋が北銀に北海道から撤退しては、という投げかけをしたこともあった」(金融関係者)。
 しかし、北銀は道銀と経営統合する道を選んだ。北銀の高木繁雄頭取は「北海道は、北銀が遺伝子のつながった人たちと一緒に出かけてサポートしてきた土地。北海道経済の発展に対して、北銀が果たした役割には自負心がある」とこだわる。

 海を越えて動き出す“ほくほく丸”が、顧客サービスの向上と経営の効率化の両立という荒波をどう乗り越えていくか。船長の手腕が試される。
     ◇
 この連載は、金巻有美が担当しました。


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