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金融機関観察スレッド

554とはずがたり:2004/10/31(日) 00:25
統合の衝撃 殖産・山形しあわせ㊦
 好敵手出現2行注視 質の競争激化の様相
http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=5972

  新合併銀行の預金量は1兆円を超え、貸出量も1兆円に迫る。いずれも山形銀行には及ばないが、県内金融地図は山形銀1強時代から大きく変わろうとしている。同行の丹羽厚悦頭取は「好敵手ができた」と話す。
      ◇
  「国債、投資信託、保険など銀行が扱う業務は激変し、ますます総合金融業になっていく」。山形しあわせ銀の沢井誠介頭取は28日の会見で、業界を取り巻く環境の変化が、統合を後押しした面もあると話した。
  来年4月のペイオフの全面解禁を控えて、各行は投資信託や個人年金保険、国債などの金融商品の販売拡大で収益力を高めようと必死だ。金融緩和が長期化し、従来の貸し出し業務は利ざやが薄い。景気動向に左右されにくい金融商品の販売による手数料収入や住宅ローンや個人ローンなどのリテール部門に力点を置くようになっている。
  統合2行の試算では、合併時には個人預金で県内4行中36・7%、住宅ローン残高34・2%のシェアを占めるという。
  両行は合併に向けて金融商品の提案や開発強化を掲げているが、具体的な数値目標は示されていない。銀行業務の収益に占める投資信託の販売手数料収入などの役務取引等利益の割合は6%台。収益力を高めるシナリオをどう具体化させるかが問われそうだ。
      ◇
  山形銀の丹羽頭取は「ボリュームよりも質の競争だ」と強調する。
  同行は県民1人1口座に相当する約120万の預金口座を持つ。生活に密着した給与や年金の振り込み口座として利用している預金者も多いが、顧客の厚みに安住せず、いかに金融商品の販売に結びつけるかに知恵を絞る。04年3月期決算では手数料収入は33億円で、銀行業務の収益に対する比率も10%を超えた。
  合併新銀行が誕生すれば規模的には最も小さくなりそうな荘内銀行も、他行と重複しない庄内地方が地盤のうえ、「規模だけではない特徴を持っている」(広報室)と強気の姿勢を崩さない。
  手数料収入の比率は13%と県内トップ。投資信託会社と共同開発した投信「フルーツ王国」は低リスクが受けてヒット商品となり、投資信託に限れば預かり残高は東北で最も多い。資産運用をする余裕がある層を取り込み、収益をあげるビジネスモデルを築きつつある。
      ◇
  「経営管理の改善や経営基盤の強化に結実するという形で具体的な成果に結びつくことを期待している」。伊藤達也金融相は29日の閣議後会見で、両行の経営統合に、こう期待を表明した。
  この日の東京市場では殖産銀の株価は前日と変わらず374円。山形銀は4円安の486円。「店舗や行員削減など実際のスリム化効果を見定めたい」と市場関係者。統合、合併へと至るうち、県内経済を活性化させる呼び水となるのかどうかが注目されている。

  ■合併新銀行と県内他行の比較
        合併新銀行   山形銀行   荘内銀行
 預金残高   12260  16028   7238
 定期性預金   8235          4294
 個人預金    9145  11006   4759
 貸出金残高   9250   9512   5540
 中小企業等に対する貸出金
           8307   6912   4629
 住宅ローン   2186   2560   1640
 役務取引等利益 25     33     21
 経常収益     316    372    207
 経常利益     10.5   86.4   23.0
 自己資本比率  7.49   10.66  10.39
  ※04年3月末現在。単位は億円、自己資本比率は%。合併新銀行は殖産銀行、山形しあわせ銀行を合算。役務取引等利益は投資信託や個人年金保険などの販売手数料
(10/30)


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