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金融機関観察スレッド

537とはずがたり:2004/10/15(金) 01:04
[ニュースBOX]三井住友銀営業所・郡山初進出 地方中小企業融資に本腰 /福島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041014-00000099-mailo-l07
 今年8月、三井住友銀行が郡山市に中小企業向け融資を専門に扱う法人営業所を開設した。同行初の県内営業拠点で、都市銀行の県内進出は数十年ぶりとなる。都銀が従来あまり力を入れてこなかった「地方圏」と「中小企業向け融資」の分野に進出したことに対し、地元金融機関は「不良債権処理にめどが立ったメガバンクの地域攻勢を始まった」と戦々恐々だ。一方、地元経済界からは「融資の選択肢が増える」と歓迎する声が出ている。
 ◇競争、借り手にメリットも
 「これまでは仙台から営業で、福島県の中小企業は手つかずだった。福島県は東北の玄関口で潜在能力も高い」。三井住友銀行東北法人営業部長で、郡山法人営業所長を兼ねる橘正喜さんは出店の狙いを語る。
 同営業所は預金業務はせず、法人向け融資のみを扱うのが特徴だ。同行が02年に開発した「ビジネスセレクトローン」が主力商品で、最大5000万円まで無担保・第三者保証不要で融資する。申し込みから最短3日で融資の可否を回答する。
 都銀の中小企業融資はこれまで、「事業ではなく担保の土地に貸していた」と言われてきた。同ローンはこうした姿勢を改め、(1)中小企業の経営者の個人資産も会社資産に含めて財務状況を判断する(2)貸し倒れが一定比率の範囲で発生することを前提に、個々の企業単位ではなく中小企業向け融資全体で資産管理する(3)審査部を省き、現場で申し込みから融資審査までを一括して行う――など新手法を導入した。融資方法を定型化することで、中小企業とつきあいが薄くても融資が可能になる。橘所長は「地銀のように地元企業との永年のつきあいの中で経営判断して融資することも大切だが、それでは実績主義となり企業ニーズは満たせない」と語る。
 これまで都銀の顧客だった大企業は無借金経営や株式・社債の発行で金融市場から直接資金を調達しており、銀行離れが進んでいる。都銀が地方の中小企業向け融資を狙う動きは今後も強まりそうで、03年4月から同ローンの取り扱いを始めた仙台圏では、1年間で融資残高200件・100億円の実績を残した。橘所長は「福島でも同程度の数字が目標。開所1カ月で融資企業は既に2ケタ。反応はいい」と手応えを感じている。
 一方、地元の金融機関は「いよいよ来るべきものが来た」と同行の動きを注視している。東邦銀の遠藤孝義営業企画課長は「各銀行とも、企業向け融資の縮小を個人向けで補っている状態。都銀の新規参入で増えないパイの奪い合いが激化する」と危機感を強める。同行も今年1月、無担保・無保証で3000万円まで融資する「TOHO元気ダッシュ3」を始めており、「今まで以上にまめに顧客に足を運び、ニーズを把握することで対抗するよう各支店に指示した」という。
 一方、競争の激化は借り手の企業にはメリットをもたらす。郡山商工会議所の斎藤隆中小企業相談所長は、「限度額いっぱい借りている企業は、新しい借り先が出来た。中国進出や販路拡大、新規事業進出のノウハウなど、全国展開する都銀ならではの情報チャンネルへの期待も高い」と前向きに受け止めている。

10月14日朝刊 
(毎日新聞) - 10月14日16時16分更新


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