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金融機関観察スレッド

440とはずがたり(3/3):2004/07/30(金) 16:33

 [感情的もつれも]

 統合効果についても疑問は残る。店舗網については、ともに関西地区を地盤にしており、重複感が強い。東日本が地盤の三菱東京と中部、関西に強いUFJの方がしっくりくる組み合わせではある。

 感情的なもつれも気にかかる。「旧住友と旧三和は昔から、ライバル心が非常に強い。行内にも一緒にはやりたくないという気持ちが強い」(三井住友関係者)

 [また奇策?]

 三井住友は昨年、財務基盤の劣るわかしお銀行を存続銀行として三井住友銀行と合併させ、2兆5000億円の合併差益を生み出すという奇策をやってのけた。

 「今回も合併差益を狙うのでは」(金融筋)との見方も浮上する。

 あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)の買収をぶち上げたこともあり、他行幹部は「いざとなれば何をやってくるかわからない」と警戒心を隠さない。

 三井住友は「住友信託と共同歩調をとって統合申し入れを検討している」とした。

 これまで同じ「住友」の名は付いていても、住友信託は独立心が強く、あくまで信託銀行間の再編を模索していたが、三井住友サイドには、「メガバンク再編が進む中で、信託だけが単独で存在するのは不自然」という声も根強かった。

 「まずはUFJ信託の買収を実現させて住友信託に恩を売っておいて、最終的にはグループ内に取り込みたいという構想もあるのでは」(金融担当アナリスト)

 [UFJの動きは?]

 フタマタをかけた格好のUFJはどう決断するのか。

 ある銀行幹部は皮肉たっぷりに語る。

 「住友信託との基本合意を何の相談もなく白紙撤回したのだから、まだ基本合意書を締結していない三菱東京をもう一度裏切っても筋は通る」

 とはいえ、前出のアナリストは、「三菱東京も有利な条件を提示してくるだろう。やはり、住友信託に和解金を支払って三菱東京との統合に動くのが本筋では」とみる。

 婚約、破談、略奪愛…。三井住友、三菱東京、UFJ、住友信託…。韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」を思わせる四角関係だが、こちらは純愛がテーマではなく、カネがすべて。むしろ組織間の仁義なき縄張り争いにたとえた方が適切かもしれない。


[ 2004年7月30日()13時0分 ]


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