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金融機関観察スレッド

439とはずがたり(2/3):2004/07/30(金) 16:33

 [世界一争い]

 仮に三井住友とUFJの統合が実現した場合、総資産は184兆円。一方、三菱東京とUFJが統合すると総資産は188兆円。UFJを奪った方が、世界最大の金融グループになる。

 三井住友側は、持ち株会社同士の合併や、傘下の三井住友銀行とUFJ銀行の合併を提案する見通し。

 今年上半期に約1兆7000億円の不良債権処理を公約しているUFJに対し上半期中の出資を検討するなど、UFJにエサを与える。

 UFJ信託の扱いについては、住友信託への売却を認める方針で、東京地裁の仮処分命令には抵触しないと判断しているようだ。

 三菱東京との統合交渉が停滞している間に、一気に決着をつけようという狙いだ。

 「UFJは住友信託との裁判で和解した場合、和解額は最低でも売却額の3000億円の2割、600億円といわれている。UFJにとって600億円はかなりの金額。三井住友としては、600億円を払って三菱東京とくっつくのか、払わずに三井住友の方に来るのか、UFJに迫ることになる」(前出の関係者)

 [内実は?]

 逆襲に転じた三井住友だが、冷静にみると、三菱東京との差は大きい。

 三菱東京が公的資金を完済したのに対し、三井住友には公的資金が注入されたままで、UFJとの合計で2兆8000億円に達する。

 見せかけの資本と指摘される繰り延べ税金資産も、三井住友は中核的自己資本のうち47%を占めており、64%のUFJに次いで高い水準だ。ちなみに、三菱東京は17%と4大金融グループの中でもっとも少ない。

 さらに、三井住友の増資(1503億円)を米ゴールドマン・サックス証券が引き受けたが、その優先株の配当利回りは4.5%と高い。三井住友にとって配当負担が経営の重荷になる。

 大口融資先の処理という課題を抱えるのは三井住友も同じで、熊谷組などのゼネコン問題がくすぶる。

 ダイエーにいたっては、UFJと三井住友を合わせた融資額が突出、ほぼ“一本かぶり”となる。


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