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金融機関観察スレッド

437とはずがたり:2004/07/30(金) 13:57
焦点]三井住友FGの統合申し入れ、UFJは検討の可能性も
04/07/30 13:02


 布施 太郎記者

 [東京 30日 ロイター] 三井住友フィナンシャルグループ <8316.T> がUFJホールディングス <8307.T> に対して統合申し入れを決めたことで、UFJがどのような決断をするのかが焦点になった。UFJは、三菱東京フィナンシャル・グループと全面的な経営統合を目指す方針に変更はないとするコメントを発表したが、UFJ内部からはUFJの取締役会が三井住友FGの提案を検討する可能性がある、との指摘が出ている。

 UFJはすでに三菱東京フィナンシャル・グループと経営統合交渉に入っていたが、東京地裁が住友信託銀行へのUFJ信託銀行売却交渉に優先権があるとして、三菱東京FGとの交渉を中断する命令を出し、交渉は中断している。  三井住友関係者などによると、三井住友FGが今回、あえて三菱東京FGとUFJとの交渉に割って入り、UFJとの統合に踏みきる決断をしたのは、このまま両者の統合を許せば新たな3メガ体制下で自らの地位が最下位に転落せざるを得なくなるためだ。総資産でみると、三菱東京FG・UFJの統合新金融グループが190兆円でトップ。みずほFGが137兆円で続き、三井住友FGは102兆円にしか過ぎない。  金融界では「すでに総資産で規模を競う時代ではない」(銀行アナリスト)との見方も出ているが、現在でも邦銀の最大の収益源は資金収益だ。規模がそのまま、収益に直結する現実がある。

 西川善文・三井住友FG社長は「収益力をどう高めるのかがポイントだ」と語るが、ある三井住友銀関係者は「三菱東京FGとUFJの新金融グループは三井住友が収益力で太刀打ちできる規模ではない。三井住友は今後、万年3位に甘んじることになりかねない。UFJを取りに行くことが最後のチャンスと考えた」と説明する。

 一方、新たな求婚者が登場した形のUFJは「三菱東京FGと全面的な経営統合を目指す方針に変更はない」とするコメントを発表。玉越良介UFJHD社長も、西川・三井住友FG社長との会談を受けない方針だ。

 しかし、あるUFJ関係者は、「取締役会の議長である玉越社長は、三井住友FGからの申し入れがあれば検討せざるを得ないだろう」とする。UFJにとって三菱東京FGとの統合に向けた最大の障害は、東京地裁がMTFGとの全面統合交渉を中止させる命令を下したことだ。UFJは法的打開策を探っているが、「長期化する可能性が高い」(同UFJ関係者)という。  この場合、UFJと三菱東京FGが望む全面統合は大きな障害に直面することになる。

 4大金融グループのうち、UFJを除く3グループが30日までに2005年第1四半期決算を発表する。UFJは来週以降にずれ込む見通しだが、「不良債権処理損が予想外にふくらみ決算作業に遅れが生じている」(UFJ関係者)との指摘がある。  関係者の間では、UFJが置かれた環境では三井住友FGとの統合申し入れを検討する可能性が高い、との見方が出ている。

 ※記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。  ※(ロイター通信日本語サービス編集部 布施太郎記者 メールアドレス:taro.fuse@reuters.com 電話:03-3432-9144)


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