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金融機関観察スレッド

432とはずがたり:2004/07/28(水) 20:09
どうするアイフル・武富士 消費者金融に銀行触手
http://www.asahi.com/money/kaisetsu/TKY200406110111.html

 三菱東京フィナンシャル・グループ(FG)がアコムを傘下に入れたのに続き、三井住友FGもプロミスとの資本提携に乗り出す。銀行にとって「最後のマーケット」(大手行幹部)と映る個人無担保ローン市場の奪い合いは、「近くて遠い」とされてきた業界間の垣根を崩し始めた。独立を保つアイフル、武富士が今後、銀行との提携に動くかどうかが焦点になる。

 メガバンクにとっての最大の魅力は消費者金融の高い利ざやだ。貸出金利から経費などを引いた利ざやは消費者金融の専業大手で7〜8%とみられ、0.5%前後にとどまる大手銀行の総資金利ざやを大きく上回る。

 大手行は利ざやの低迷に加え、企業側の有利子負債削減の圧力に押されて貸し出しの減少が止まらない。三井住友FGも、グループ内のカード、信販、消費者金融会社のテコ入れによる個人ローン拡大を模索していたが、三菱東京と同様、専業大手を取り込むことで「時間を買う」(三井住友銀幹部)戦略に出た。

 専業大手は銀行系の消費者金融会社と比べ、審査、回収のノウハウと顧客データベースの豊富さで圧倒的な優位を保つ。また、銀行の自前の個人ローンの審査・回収を専業大手に外注できる。

 一方、消費者金融側が欲しいのはメガバンクの資金力と信用力だ。

 アコムの場合、グループ企業となった東京三菱銀行、三菱信託銀行から安定的に資金調達できる。「長期金利が上昇する中、メリットは大きい」(広報部)という。

 消費者金融業界が成長の踊り場にさしかかっていることも「融合」を促進させる要因だ。全体の貸付金残高は微増傾向だが、借り手の中核である若年層の人口減に加え、自己破産の増加に伴う貸し倒れ費用が収益を圧迫。04年3月期決算は、アイフルを除く大手3社が減益だった。

 なかでもプロミスの04年3月期の当期利益は前期比31.5%減と落ち込みが最も大きく、「じり貧」への危機感が三井住友との提携の背景にあるとみられる。

 こうした中で、注目されるのがアイフル、武富士の動きだ。

 チワワを起用したCM効果で好調を維持するアイフル。同社は企業向け小口ローンで住友信託銀行と提携しているが、大手行とのパイプは細い。福田吉孝社長は「我々にとってプラスの提携でないと意味がない。まだ時間はたっぷりある」と慎重な姿勢ながらも提携の可能性に含みを残す。

 独自路線を歩んできた武富士も、昨年12月に武井保雄前会長が逮捕された盗聴事件で風向きが変わった。貸金業法には、禁固以上の刑が確定した個人が25%を超す株式を実質的に保有している場合、その会社の貸金業登録を取り消す規定があるからだ。

 すでに、武井前会長ら創業者一族が株式の一部売却を始めている。もっとも、元久存・次期社長は銀行との提携については「現在8%の株主資本利益率が5〜6ポイント上がるぐらい効果が見込めないと無意味」と慎重だ。

(06/11)


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