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金融機関観察スレッド

2740チバQ:2016/10/04(火) 20:21:20
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20161004ddlk08020096000c.html
<巨大地銀の行方>めぶきFG発足/下 県境越え仲介拡大 「地元手薄に」不安の声も /茨城
14:32毎日新聞

 2014年春、日立市東多賀町にある金属加工・販売の中小企業「相鐵(そうてつ)」の電話が鳴った。

 「小山(栃木県)の自動車製造会社が外注先を探している。一緒に話を聞きに行きませんか」

 電話の主は常陽銀行「地域協創(きょうそう)部」の担当者だった。相鐵の三村泰洋社長(38)はすぐに小山市に赴き、商談はほどなくしてまとまった。特装車を製造するその会社とは、今も取引が続いている。

 1964年創業の相鐵が、銀行の仲介で取引先を獲得したのは初めてだった。三村社長は「飛び込みの営業ではなかなか話も聞いてもらえない。銀行のお墨付きで商談はスムーズに進んだ」と振り返る。

 資金需要の低迷が続く中、常銀が営業本部に地域協創部を設置したのは14年4月。顧客をマッチングして新規需要を創出するのが狙いだ。もともとメインバンクではなかった相鐵との取引も徐々に増えた。

 常銀と足利銀行(宇都宮市)を傘下に置く「めぶきフィナンシャルグループ(FG)」は「地域創生部」を設置した。常銀の地域協創部で培ったノウハウを生かして「コーディネート力」に磨きをかける。

 隣接する茨城、栃木両県はもともと経済的な結びつきは強いが、11年の北関東道開通で物流はさらに活発化。国土交通省の調査によると、14年度は年間計1000万トンを超える貨物が行き来した。茨城は食品関連事業、栃木は自動車・航空機産業など異なる強みを持つ。めぶきFGが接点となったビジネス創出の可能性も膨らむ。

 ほかにも証券子会社を持たない足銀側に常陽証券で扱う商品仲介を行うなど各種サービスを補完したり共通化したりする。基幹システムも20年1月をめどに常銀側に1本化する方針だ。

 めぶきFGの舞台は両県にとどまらない。本店は東京都中央区。東京や埼玉など巨大マーケットへの攻勢を強めたい考えだ。

 だが「中央志向だ」と不安視する声も少なくない。常銀をメインバンクとする企業は約1万6000社に上り、その多くは中堅中小企業だ。県内の食品加工機械メーカー社長は「地元が手薄になって、貸出先の選別も進むんじゃないか。我々のような零細には厳しい話だ」と感想を漏らす。

 めぶきFGの寺門一義社長(常銀頭取)は「両行とも地域のリーディングバンクとしての自負があり、地域の活性化に今まで以上に貢献したい」と強調した。巨大地銀がどう歩むのか、取引先は今まで以上に注目している。【松本尚也】


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