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金融機関観察スレッド

2739チバQ:2016/10/04(火) 20:21:06
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20161003ddlk08020092000c.html
<巨大地銀の行方>めぶきFG発足/中 重複地も店舗維持 「合理化不十分」の声も /茨城
10月03日 12:31毎日新聞

 「マイナス金利のもと、非常に厳しい営業環境にある」「日銀のマイナス金利の影響は続く」--。めぶきフィナンシャルグループ(FG)発足を記念した1日の記者会見で、FG社長の寺門一義・常陽銀行頭取とFG副社長の松下正直・足利銀行頭取は表情を引き締めた。

 金融機関が日銀に預けるお金の一部に「手数料」を課すマイナス金利政策を日銀が導入したのは今年2月。だが地銀を取り巻く経営環境の厳しさはずっと続いていた。常銀も例外ではない。

 常銀の2015年度の貸出金残高(単体)は約5・9兆円と7年前に比べて2割弱増えた。だがその間に、2%を超えていた貸出金利回りは1・14%(15年度)と半分強の水準にまで低下。預金などを貸し出しに回して「利ざや」を稼ぐという「本業」の収益モデルは限界が見えつつあった。そんな環境で持ち込まれたのが、足銀を傘下に抱える足利ホールディングス(HD)側からのラブコールだった。

 「このタイミングを逃す手はない」。常銀は15年春、すぐに本格交渉入りを決断した。

 足銀はバブル期の過剰融資により03年に経営破綻して一時国有化され、野村証券系ファンドの下で足利HDを設置して再建を図った。野村はいずれ足利HD株を売却する--というのが金融業界内の共通認識。常銀内ではいつ具体化してもいいように「さまざまなシミュレーションをして備えていた」(幹部)という。

 福岡銀行を中心に07年に発足したふくおかFG(福岡市)や、14年に基本合意した横浜銀行と東日本銀行によるコンコルディアFGなど地銀再編の動きは活発化していた。「ここで動かなければ、足利は別の銀行とくっつく。常銀は取り残されてしまう」(幹部)との焦りもあった。

 こうして誕生しためぶきFGは総資産15・3兆円、店舗数は332店になる。中には県道を挟んで向かい合う古河支店(古河市)のように、営業範囲が重なる地域もある。古河のほか下館(筑西市)や宇都宮などを中心に約2000の取引先が重複しているが、寺門氏は「基本的には両行が提案をさせていただく」と現時点で店舗統廃合しない考えを示した。

 めぶきFGの経営計画に「痛みを伴う改革が不十分」との見方も根強い。SMBC日興証券の佐藤雅彦アナリストは「規模を大きくしただけで効果が出るわけではない。経費削減による効率化や新たな収益源の確保が必要」と指摘する。【松本尚也】


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