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金融機関観察スレッド

2724とはずがたり:2016/09/12(月) 08:14:29
>>2723-2724
都会の成功者が地方行政を担うのも一法
ポケモンGOでも地方行政の対応が真っ二つに分かれた。締め出すところがある一方で、チャンスと捉えて、「レアなポケモンが出るから旅行してください」と働きかけるところもあった。地方行政に首長の意識差が色濃く出るようになり、各地を訪れると、今後、地方格差が大きくなることを強く感じる。

つまり地方間競争は既に始まっており、それにすら気付いていないところと、地方間競争を意識して着々と手を打っている自治体では、10年後、大きな差が出るだろう。これまでは都市か地方かという議論をしてきたけれども、同じ都市、同じ地方の中にも温度差があり、地方創生への取り組みや社会の変化をとらえて少しでも良くなる、もしくは下げ止めていくところと、下げを加速するところに分かれるのは明らかだ。

どんな首長を選ぶかも重要だが、このところの地方選をみるにつけ、魅力ある人が出馬すれば意外と勝てるということが明らかになっており、地域の方々の危機意識も感じられる。東京に暮らす人でも、我こそはと思う人は、地方での出馬を考えてみてもいいかもしれない。地方で事業を起こすという道もあるけれども、行政側に立って活躍するのも、地方創生へのチャレンジである。

東京でベンチャーを興し、キャッシュインした人たちが、地方に戻り、首長として活躍する、というパターンは増えてくるのではないと期待している。千葉市長の熊谷さんもビジネスサイドから出てきた方である。

そういう道があること、そこで自身の能力を発揮させるという発想をするためにも、まずはヤンキーの虎や、地方行政で活躍する人の存在を知らせる、ということも必要だろう。

大企業側も、地方移転でチャンスが!?
小松製作所のように、大企業が地方に本社機能を移転するというのも効果的で、税制優遇をする価値がある。

起業家や経営者にアプローチして東京と実家以外に第三のふるさとをつくってもらう、力のある人に思い入れのある地域の面倒を見てもらう、というのもいいのではないか。

上から政策をはめ込むより、ボトムアップで仕事をつくっていく、増やしていく、広げていける人に乗るなり、共に考えるなり、参画を募ることが、地方創生の基本である。

各地域に優れた企業が山のようにあることを若者にアピールし、ビジネスの種を蒔けば芽が育つ地域があることを認識してもらい、帰ってきてもらう。若者のロールモデルになる、宝物のような企業や経営者がいることを、地方の行政は正しく認識し、その宝物をうまく使うべきである。

藤野英人(ふじの・ひでと)
レオス・キャピタルワークス社長兼最高投資責任者。1966年、富山県生まれ。90年早稲田大学法学部を卒業後、野村投資顧問(現野村アセットマネジメント)に入社。96年ジャーディン・フレミング投信・投資顧問(JPモルガン・アセット・マネジメント)に転ずる。一貫して中小型株・成長株の運用に携わり抜群の運用成績を挙げたため、カリスマファンドマネージャーとして名を馳せる。2003年レオス・キャピタルワークスを創業、主力商品の「ひふみ投信」は4年連続でR&Iファンド大賞に入選している。著書に『投資家が「お金」より大切にしていること』『投資バカの思考法』『ヤンキーの虎』など多数。 レオス・キャピタルワークス>> http://www.rheos.jp/

(レオス・キャピタルワークス藤野英人社長完)


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