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金融機関観察スレッド

2638とはずがたり:2016/02/21(日) 19:32:30

2016/02/03
政府には業界健全化より大事?
生命保険大手がM&Aに走る理由? 昨年も買収相次いだ業界
https://zuuonline.com/archives/96236

2015年、生命保険業界では大きなニュースが相次いだ。8月にかけて大手による海外同業の買収が続き、11月には日本郵政グループのかんぽ生命が上場、年末には国内でも大型買収が実現した。ただ日頃注目されることの少ない業界がこれほど賑やいだのは単なる偶然ではない。

「かんぽ」上場で企業買収が相次ぐ
相次ぐ大型買収の引き金になったのは、「かんぽ」の歴史的上場だ。株式を公開するだけなら何も変わらないように思えるが、そうではない。運用実績を追求する機関投資家が新たに株主となり、同社に利益拡大圧力をかけるからだ。

「かんぽ」が業績を伸ばすには新たに契約者を増やすか1件当たりの保険料を上積みする必要がある。ただでさえ人口減少で市場が縮小するなか、さらに市場のパイを「かんぽ」に奪われるとの危機感が大手各社をM&Aに駆り立てる。

業界の再編・M&Aを論じる前に、日本の生保市場をおさらいしておこう。個人保険の保有契約高(保障総額)は857兆円(2014年度末)で日本の年間GDPの約1.7倍。他の保険も含む保険料等収入は年間39兆円で世界シェア1割強、米国に次ぐ第2位だが、人口対比では世界一の保険大国だ。

大手各社の14年度の保険料等収入は、トップの「かんぽ」がほぼ6兆円で市場シェア15.4%、これに第一生命5.43兆円(連結ベース、以下同)と日本生命5.37兆円が続き、4位の明治安田(3.43兆円)以下に水を開けている。ただ第一が日生を押さえて「民間」トップになったのは戦後初で、実はこれも昨年の一大ニュースだった。

保険大国の生保トップは「かんぽ」
上述の保有契約高は96年度の1495兆円をピークに大きく減っているが、その件数は1.5億件強で8年連続の増加。保険料等収入は13年度に一時的要因で減ったが基調的に増加が続いている。高額死亡保障へのニーズ低下で残高が減る一方、医療保険を中心に新規契約が増えていることが件数と収入の増加につながっている。

これら市場全体の金額と件数は生命保険協会加盟42社の合計。保険料等収入の増加とともに経常利益の合計額も10年度の1.8兆円から14年度の3.5兆円とほぼ2倍になっている。一見すると業績好調が続いているが、問題はその中身だ。

生保の収入はおもに保険料等収入と資産運用益で、全収入に占める割合はそれぞれ7割弱と2割強。しかし、これらから保険等支払金や運用費用を差し引いてそれぞれ保険収支、運用収支とすると、14年度は前者が3.7兆円、後者が約11兆円と運用収支が圧倒的に多い。

つまり、全収入から準備金繰入や事業費などの費用を引いた経常利益でも運用益が大きな比重を占めることになる。10?13年度の4年平均では保険収支が4.3兆円強、運用収支は7.8兆円弱、経常利益は2.5兆円だから、これに比べ14年度は保険収支の悪化を運用益でカバーして経常利益が増えた形になる。


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