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金融機関観察スレッド

2530とはずがたり:2015/06/24(水) 16:45:24
「殿様」地銀の統合承認、株主に残る不満と不安
http://news.goo.ne.jp/article/qbiz/business/qbiz-20150624150521433.html
15:05qBiz 西日本新聞経済電子版

 肥後銀行と鹿児島銀行の経営統合が議題になった23日の両行の株主総会では、反対意見が出ることはなく統合はすんなりと承認された。今後、10月の九州フィナンシャルグループ(FG)の設立に向けた準備が本格化する。両行は「統合に向けた協議は順調」としているが、経営方針や企業文化の違いは大きく、どのような統合効果が表れるのかなお見通しにくい。

 「統合に対する質問が出ると思ってたけど、あっけなく終わった」

 20年以上前から鹿児島銀の株主総会に出席しているという男性(73)は首をかしげ、会場を後にした。「大手行ほど人材がいないので、肥後銀と一緒になって知恵を出してほしい」と統合には賛成だが、釈然としない様子。別の株主は「個人への融資に厳しい面があるので『殿様商売』の行風が変わるきっかけになれば」と期待を込めた。

 肥後銀の株主総会でも統合に伴う株式移転の比率に関する質問が出たものの、反対の声はなく予定通り1時間半で閉会したという。

 統合の正式決定を受け両行は、金融庁への設立認可の申請や、東京、福岡両証券取引所への上場手続きを進め、九州FGとしての中期経営計画を策定する。

 統合を前に鹿児島銀は、9月の沖縄支店新設に続き、宮崎市内への支店増設を検討するなど、県外への積極展開に踏み出す。一方、肥後銀は4月に公表した中期経営計画で、2017年度末時点の業務純益を14年度末から10億円減の159億円としており、慎重な経営姿勢を取っている。

 さらに、鹿児島銀が頭取の記者会見を毎月開くのに対し、肥後銀は年に2回。行風の違いも大きい。そんな違いを超え、統合によって地域や顧客、株主たちにどんな効果がもたらされるのか。両行はなおその「答え」を示し切れていない。

 ◆経営主導権で懸念の声も

 23日に開かれた鹿児島銀行の株主総会は、肥後銀行(熊本市)との10月の経営統合をすんなりと承認した。鹿銀は「統合に向けた最後の関門」(上村(かみむら)基宏頭取)とみていたが、質問もなく議事は順調に進み、株主のほとんどが統合議案に賛成した。総会を終えた株主は統合をおおむね評価しつつも、「経営規模の大きな肥後銀に主導権を握られるのでは」「地域密着の姿勢が変わっては困る」と懸念も漏らした。

 鹿児島市中山2丁目の杉尾義輝さん(59)は祖父の代からの株主。今回は経営統合の説明を直接聞きたくて足を運んだが、進行があまりにスムーズで拍子抜けしたという。「統合が明らかになって半年が過ぎ、業績も良いから異議が出なかったのでは」と分析。「地方の人口減少や銀行間の競争激化を考えると、統合は正しい選択だと思う」

 ただ、「肥後銀に経営を牛耳られるのでは」との不安は残るという。「総会で上村頭取は『鹿銀を良くするための統合』と強調していたが、その言葉を信じるしかない」と語った。

 鹿児島市大黒町の松崎勉さん(65)も、経営統合を承認した総会の結論に納得していた。「九州新幹線の全線開通から4年たち、鹿児島が福岡経済圏に取り込まれる恐れを感じる。福岡に対抗する意味では、肥後銀との統合は必要だ」。ただ、やはり「肥後銀主導の経営になりはしないか」と心配も語った。

 鹿児島市武岡1丁目の女性(84)は「決まったことだし、反対してもしょうがない」と統合に賛成票を投じた。「統合で混乱が生じれば、県のトップ行だけに地域経済に大きな影響が出る」と反対も考えたが、経営陣を信じることにした。鹿銀OBで支店長も務めた夫は、「地域の信頼」を何よりも重視していたという。「統合後も地元をおろそかにせず、地元に信頼される銀行を目指してほしい」


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