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金融機関観察スレッド

2472チバQ:2015/01/12(月) 22:11:29
■損保業界を代表?

 だが、これで一件落着とは行かないようだ。

 競合損保のある幹部は「SOMPOなんて、まるで損保業界を代表するような名前。あり得ないでしょう」と吐き捨てる。

 業界団体である日本損害保険協会が緑色とオレンジ色のアルファベット文字で「SONPO」と記したロゴを採用していることも、批判に拍車をかけているようだ。

 損保ジャパン日本興亜HDは8月ごろ、一部の部署の担当者を通じて新しい略称を他社に通告。噂は短期間のうちに業界内を駆け巡った。さすがに表だって文句をつけることはないものの、SOMPOを冠した略称に複雑な思いを抱く関係者は多い。

 懸案はもう一つある。同社は今年、テレビCMなどを活用し、新しい略称の宣伝を本格化する。だが、同社はすでにこの秋から、人気アイドルグループを起用し、新会社発足をPRするCMを流してきた。「タイミングをずらして『損保ジャパン日本興亜』と「SOMPOホールディングス」の2つの名称を宣伝すると、消費者が混乱するのではないか」と懸念を示す関係者もいて、悩ましい限りだ。

 テレビCMの放映には一般的に数千万円の広告宣伝費が投入される。同社は今後、個別の商品やサービスを伝えるCMに付け加える形で、略称を広めていきたい考えだ。パンフレットなど印刷物への記載も徐々に進めていく。

■刷新か? 並記か?

 社名問題は、再編を繰り返してきた金融業界には欠かせない話題だ。保険に先んじて大規模な再編劇を経験した銀行業界でも、行名をめぐってさまざまな変遷があった。

 みずほ銀行(第一勧業銀行と日本興業銀行、富士銀行が合併)と、りそな銀行(大和銀行とあさひ銀行が合併)は統合を機に、まったく新しい行名にした。

 みずほは「お客さまに豊かな実りを提供していく」という意味を込め、「瑞穂の国」から取った。りそなの由来は共鳴するという意味のラテン語から。「お客さまの声に耳を傾け、共鳴しあいながら絆を築く」という決意が込められている。

 一方、合併する各行に配慮し、行名を並記する形を取っているのは、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行。いずれも旧財閥のブランドを生かした行名だ。このうち三井住友銀は、太陽神戸三井銀行からさくら銀行(旧三井銀行)を経て、平成13年から現行の2つの旧財閥を並べるスタイルに回帰した。

 一方、損保業界では、東京海上HDは持ち株会社発足当時、ミレアHDとしてスタート。約6年後に東京海上のブランドを重視した現名称に変更した。MS&ADインシュアランスグループHDは、中核の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険の両社の頭文字を取った。

■12年前の苦い記憶

 損保ジャパン日本興亜自身も、社名の変更とブランドの維持には苦労を重ねてきた。特に、14年の安田火災海上保険と日産火災海上保険が合併して発足した損保ジャパンについて尋ねると、苦い顔をする関係者は多い。ある社員は「代理店を中心に、営業員がお客さまへの説明にとても苦労した」と明かしてくれた。

 当時の経験を生かすため、同社は慎重に統合に向けた作業を進めてきた。統合の2年以上前から、業務やシステムの統一化を順次行ってきたのだ。

 ブランドの浸透に欠かせない略称の決定は、一連の統合作業の集大成とも位置づけられるものだ。SOMPOホールディングスの略称がどこまで浸透するかが今後注目される。(米沢文)


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