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金融機関観察スレッド

237とはずがたり:2004/04/02(金) 20:30

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/ufj.html?d=02fuji36364&cat=7&typ=t
UFJ衝撃リポート「金融庁向いて仕事」 (夕刊フジ)

 大手銀行への金融庁の特別検査が大詰めを迎えるなか、UFJ銀行に関する「衝撃リポート」が金融界や市場で話題を呼んでいる。金融関係者が内々に作成したとみられ、「UFJ銀の現状を見事に言い当てている」(大手銀幹部)という。

[(作成は2月)]
 リポートが話題になり始めたのは、金融庁の特別検査がスタートしてから約10日後の2月中旬ごろ。
 文面から判断するに、悪意に満ちた怪文書の類ではなく、財務基盤の強化や不良債権の厳格処理、収益増など、UFJ銀の経営健全化を切に望んでいるようだ。気になる作成者には諸説ある。
 「金融庁側がUFJを揺さぶるため流したのではないか」(大手銀幹部)とか、「内容から足元のUFJ内部から出てきたのでは」(外資系金融機関幹部)。

[(中身は)]
 次の書き出しで始まる。
 《UFJが4大グループの中でもっとも苦しいというのは事実です。三井住友銀行には2つの財閥のバックがあるし、みずほにはたくさんの顧客がいる。しかし、旧三和グループは系列企業が弱くて昔から有名なところだった(だからこそノンバンク、信販、流通にのめり込んだ)》
 メガバンクの中では不良債権比率も高く、《増資ひとつとっても厳しい》と指摘する。

[(目線は金融庁)]
 最近のUFJの動きについても批判する。
 《UFJの経営陣の行動を見ていて感じるのが、「金融庁を向いて仕事をしているのではないか」ということ。中でも不良債権処理については、如何(いか)に問題を本質的に解決するか、という点は捨て置かれているように見えます》
 金融アナリストは「特別検査で甘い自己査定を覆されないようにすることに、心血を注いでいる」と解説する。

[(日商岩井の問題先送り)]
 不良債権問題先送りの具体例として、リポートは日商岩井と日本信販を挙げる。
 ニチメン・日商岩井ホールディングス傘下のニチメンと日商岩井は1日付で合併。新会社「双日(そうじつ)」として再スタートを切った。
 両社の有利子負債は合計2兆2000億円(うちUFJグループ分は約7000億円)にも及び、リポートは合併をバッサリと切り捨てる。
 《少なくとも、ニチメンのような財務的に大差のない会社との合併によって、それ(日商岩井の再生)が可能になる、などと本気で考える人はまずいないはず。(中略)具体的には、破綻(はたん)懸念先にするのをなんとか避け、要注意先にとどめようという寸法です》

[(次いで日本信販)]
 日本信販も有利子負債が約1兆7000億円と膨大。前期、UFJ銀に2000億円に上る増資を引き受けてもらい、不動産などの「負の遺産」を処理している。
 来春にも、UFJ銀系のUFJカードと合併し、同行のリテール(個人取引)戦略の中核を担っていく計画である。
 《「カード」つながりというだけで機能が異なる2つの会社が一緒になってもシナジー(相乗作用)なんてほとんどない。(中略)日本信販の不良資産を薄めようという狙いのみが見え隠れする》

[(望み薄?)]
 リポートは最後にこう締めくくっている。
 《UFJの経営陣がすべきことは、個々の事例に対してベストプラクティス(最善策)を行う、ということに尽きる。日商岩井を本気で再生させようとするなら、どうすればいいのか。そのような当たり前の経営を今の経営陣に望むのは酷なことだろうか》

 景気回復基調と株高のなか、日本経済の再生には銀行の健全化が不可欠。リポートの主はそんな思いで書いたようだ。
[ 2004年4月2日(金)18時00分 ]


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