したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

金融機関観察スレッド

2351杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2013/07/11(木) 16:32:59
※ 露骨な偽造

 5回の請求のうち、特捜部が最も注目したのが16年1月30日の200万円だ。それまでの3回の請求で添付されていたのはほとんどが飲食店やゴルフ場の領収書だったが、このときはまったく違った。添えられていたのは15枚の政治家のパーティー券の購入代の領収書。○○を囲む会、21世紀構想研究会、清和政策研究会…。多くの政治家のパーティーに出席して人脈をつくる。表面上は金融経済動向の情報収集の一環と説明できなくもないが、その領収書からはきな臭さが漂っていた。
 情報収集のためなら1人で出席すればいいはずだが、金額はなぜか5〜10人分の10万円か20万円。日付は空欄。しかも、あて名の「近畿産業信用組合」の文字が一目で同じ筆跡と分かるものだった。
 推測すると、青木氏の次男はちまちまと飲食店の領収書で請求するのが面倒になり、懇意にしている大物政治家の息子からパーティー券の白紙の領収書を取り寄せ、政治資金報告書に記載しなくてもいい20万円以下の金額でまとめて偽造した、ということだろう。特捜部も同様の見立てをして内偵を進めた。
 実はこの請求にはまだ裏があった。半年前の15年7月、東京エムケイ側が同じ領収書を添えて400万円もの請求を行っていたのだ。しかし、近産信はなぜか支払いをいったん凍結。このため、東京エムケイ側は半年後、同じ領収書の一部を再利用し、金額を半分にして改めて請求、近産信はこれに応じて200万円を振り込んでいたという。近畿財務局の検査など、ほとんど意に介さないかのような処理だった。

※ 「金額少ない」と断念

 東京エムケイへの振り込みはこの5回だけではない。以前にも存在していた。ただ、名目は金融経済動向の情報収集の経費ではなく、交際費だった。14年2月に411万円、14年5月に87万円。いずれも飲食店などの領収書が添付されていたが、近畿財務局は15年5月の検査で「一部は組合の関連経費とは判断できない」と指摘。こうした事情から、近産信はその後、情報収集の経費という名目をでっちあげた可能性が高かった。
 一連の事実と経緯をすべて把握した特捜部は、東京エムケイへの振り込みが業務上横領か背任罪にあたる可能性が高いと判断。飲食店やゴルフ場への照会に加え、各政治家の事務所の経理担当者らから事情聴取。近産信や東京エムケイ関係者がパーティー券を購入した事実がないことを裏付けるなど、着実に内偵捜査を進め、犯罪として立証できるとの見方を強めていた。
 だが、青木氏の悪運は強かった。検察上層部が「破綻していない金融機関のトップを逮捕するのには金額が少ない」と判断し、立件は見送られることになったのだ。青木氏はその後しばらくして脳梗塞で倒れ入院。車いすに頼る状態になったものの、まもなく復帰し、「私物化」の仕上げである世襲人事のタイミングを計ることになった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板