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金融機関観察スレッド

2299チバQ:2012/09/12(水) 22:57:38
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/keizai/201206ketsudan/05.shtml
決断のとき 運命の合併 みなと銀行誕生
(5)変わる金融地図
地域掘り起こし存在感


関西アーバン銀行とびわこ銀行の合併会見。三井住友銀行の奧正之頭取(左から2人目)を交えて握手する両行首脳ら。関西では大手行主導による再編が続いた=2009年3月13日、大阪市北区


 かつて「火薬庫」と呼ばれた関西の金融界。経営破綻と並行して再編統合が続いてきた。

 「大阪から兵庫県東南部までを網羅する広域地銀になる」。2008年2月、池田銀行(大阪府池田市)頭取の服部盛隆は、泉州銀行(同岸和田市)との統合方針を示した。総資産は計4兆8千億円。京都銀行に次いで近畿で2位、大阪府下最大の地銀誕生だった。

 09年3月、三井住友銀行系の関西アーバン銀行(大阪市)とびわこ銀行(大津市)が合併を発表した。みなと銀も同グループだ。三井住友銀頭取の奥正之は「みなと銀は兵庫で存在感があり、財務基盤もしっかりしている。今回の(合併の)延長線上にはない」と強調。一方で「再編の動きが出ればその時点で考える」とくぎを刺した。

 リーマン・ショックの影響などで、みなと銀は09年3月期、7年ぶりの赤字に転落した。「2年続いたら大変だ。頑張ろう」。頭取の籔本信裕は行員を鼓舞し、10年3月期決算は黒字に戻した。

 慢性的な赤字体質に陥れば親会社からの有形無形の圧力にさらされかねない。この構図は地域金融の歴史が示す通りだ。



 再編のうねりの中で兵庫への攻勢が加速している。池田泉州、京都、山陰合同、中国など各行の「越境出店」が続く。池田泉州銀は約2割の店が兵庫にあり、みなと銀を東から脅かす存在だ。「兵庫で店を増やす」(服部)戦略で伊丹、川西両市と協定を結び、神戸大や兵庫県立大、関学大、甲南大とも連携した。

 県内に11ある信用金庫の動きも急だ。播州信金(姫路市)は阪神間で相次いで出店、日新信金(明石市)も来春、初めて西宮市に店を開く。また貯金量4兆円超のJA兵庫信連(神戸市中央区)も企業向け貸し出しに力を入れる。

 一方、みなと銀は一貫して「深掘り」の姿勢を貫く。初代頭取の矢野恵一朗の後を受け、02年6月に就任した西村忠〓は、それまでの規模拡大路線を変更し、体質強化・地域密着の徹底に力を注いだ。「各持ち場でベストを尽くし、第二地銀の原点に返ろう」。この路線は3代目の籔本、現在の尾野俊二に引き継がれている。

 今年3月期の経常収益は関西の主要8地銀で最下位だ。しかし、融資先開拓、M&A(合併・買収)仲介、経営改善支援など地道な取り組みを重ね、他行の攻勢にさらされながらも10%前後のシェアを維持する。「地元企業をより強くするのが地銀の使命。地元を置いてよそに出るのは地銀ではない」と尾野。

 とはいえ、みなと銀に対する地域のまなざしは厳しい。前兵庫県知事の貝原俊民は「京都や岡山などから地銀の進出が続くのは、いかがなものか」と疑問を呈する。復興期のみどり銀行、金融激動期のみなと銀を知事として支援したのは、強い本店銀行を求めたからにほかならない。「兵庫は全国でも有数の経済規模だ。地元銀行にこそ地域を支えてほしい」

 塗り変わる金融地図にあって、みなと銀はどう力を発揮していくのだろう。=敬称略、肩書は当時=

(松井 元)

〈関西の地銀再編〉

バブル経済崩壊後に進んだ地銀の再編で1995年の21行から現在は10行となった。大手行主導型が多く、最近では三井住友銀行系の関西アーバンとびわこ、三菱東京UFJ銀行系の池田、泉州の各銀行がそれぞれ合併した。

(注)〓は「ネ」の右に「喜」

(2012/06/26)


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