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金融機関観察スレッド
2210
:
とはずがたり
:2011/09/22(木) 11:27:39
損保ジャパンと日本興亜損保の本社機能統合へ…NKSJ新中期経営計画
2011年9月22日(木) 08時49分
http://response.jp/article/2011/09/22/162662.html
NKSJホールディングスは傘下の損害保険会社、損害保険ジャパンと日本興亜損害保険の本社機能および営業拠点の共通化やシステムの全面統合などを盛り込んだ新たな中期経営計画を発表した。
それによると損保ジャパンと日本興亜損保の本社は部門別に同居し、人員は兼務または相互出向させるなど本社機能を共通化・効率化する。共同本社体制をとることで、事業戦略や各種の施策を一体化させるとしている。
両社の営業・サービス拠点は今年度から順次、地域ごとに同居し、業務・拠点機能を共通化する。営業拠点は2013年度末、サービス拠点は2014年度末までには大半が両社の兼務者で運営される体制とする。
また両社のシステム統合計画を見直し、2014年4月までにすべてのシステム統合を完了させることにした。このほか2014年4月入社予定者の採用を共同で行うことなども盛り込んだ。
こうした取り組みにより2015年度の保険事業に関する会社経費を2010年度比で約600億円削減し、自賠責保険を除いたコンバインドレシオ95%の達成を目指すとしている。
《小松哲也》
損保ジャパンと日本興亜損保、合併検討へ
http://www.asahi.com/business/update/0921/TKY201109210241.html
朝日新聞2011年9月22日付け朝刊
損害保険大手NKSJホールディングスは21日、傘下の損保ジャパンと日本興亜損害保険の合併に向けて検討に入ると表明した。損保再編が再び動き出した。
◇ 国内トップに
NKSJは21日、大幅な合理化策を盛り込んだ中期経営計画を公表した。
ここで損保ジャパン、日本興亜の本社機能と国内外の営業拠点をほぼ一つにまとめる方針を打ち出した。2014年度からは保険商品や保険金支払いなどのシステムを統一し、従業員の採用もいっしょにする。
両社は10年4月に経営統合し,NKSJが発足した。顧客の基盤が違うなどの理由から,しばらく2社体制を続ける方針だった。
だが,両社とも少子化などで主力の自動車保険の収益がなかなか改善しない。今年3月の東日本大震災では被害を受けた起業への保険金支払いが急増した。このため,2社体制の見直しを迫られた。
合併すれば,売上高にあたる「正味収入保険料」が,一損保では東京海上日動火災保険を抜いて国内トップになる。国内損保の3大グループでは3位のNKSJとしては,グループ内の業務が効率良くなるとともに,傘下損保の規模を活かして営業力を高めることができると考えている。
ただ合併の時期は明らかにしていない。「一本化しない方が小回りが利く」との慎重論が根強い日本興亜側に損保ジャパン側が配慮したためとみられる。
NKSJの辻伸治常務は21日,「メガ3損保の競争の中で負けないように(合併を)実行したい」と述べた。
◇ 業界再編進む
国内の損保業界は…ここ数年で再編が進んだ。今では,MS&ADインシュアランスグループホールディングス,東京海上ホールディングス,NKJSホールディングスの3大グループ体制に集約されている。正味収入保険料は3大グループで国内損保全体の9割近くを占める。
しかし各グループとも中核の損保の合併は進まず,人員や設備は多すぎるままだ。…NKJSのほかにグループ内再編が注目されているのはMS&AD。発足後にあいおいとニッセイ同和を合併した。そのあいおいニッセイ同和と三井住友海上を合併するか,事業別の損保に再編するかなどを検討している。(岡林佐和)
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