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金融機関観察スレッド

2190チバQ:2011/05/21(土) 09:41:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110518-00000094-mai-bus_all
<みずほ合併>2バンク制、弊害重視 行政処分に合併方針
毎日新聞 5月18日(水)21時18分配信

 みずほフィナンシャルグループ(FG)が、傘下のみずほ銀行とみずほコーポレート銀行を合併させるのは、02年に続く大規模なシステム障害の発生で、中核銀行2行を併存させる「2バンク」経営の弊害の大きさを重視せざるを得なくなったためだ。抜本的な組織再編により、旧行意識を脱却した銀行に生まれ変われるか、みずほグループの真価が問われることになる。

 みずほでは旧興銀、旧富士銀、旧第一勧銀をみずほ銀、コーポ銀に再編、統合した02年4月に、大規模なシステム障害が発生。自行で採用していたシステムの継続を譲らず併用したことが原因で、再発防止策としてみずほFGトップの権限を高め一元的なリスク管理体制をとることを決めた。

 しかし、旧3行がみずほFG社長とみずほ銀、コーポ銀両頭取の3ポストを分け合うバランス人事を続けた結果、旧行意識が抜けず、グループ内の権力も三つに分散。「重要な案件で、誰が物事を決めているのか分からない」(金融庁幹部)事態が続き、「企業統治の欠陥や非効率な組織運営がシステム投資を遅らせ、トラブルにつながった」との見方が根強い。

 みずほグループはかねて、2バンク制について「個人向けのみずほ銀と大企業向けのコーポ銀に分け、きめ細かな対応ができる」(塚本隆史FG社長)とメリットを主張。今回のシステム障害についても「みずほFG社長に最高経営責任者(CEO)の権限を与え、指揮系統を明確にすれば課題は解決できる」(グループ首脳)として、1バンク制への移行までは必要ないとの考えもあった。

 しかし、金融庁では東日本大震災の混乱に拍車をかけることにもなった、2度目の失態に「小手先の逃げでは許されない」(幹部)との強硬論が噴出。みずほは自浄作用を示す目的もあり、今月下旬にも下される金融庁処分の前に2バンク制の廃止方針を固めた。

 2バンク制は、管理部門の重複などコスト面での欠点もあった。みずほグループは大手3銀行グループの中で、総資産160兆円と2位ながら、高コスト体質が足を引っ張り、最終利益では三井住友FGに抜かれ、3位が定着している。1バンク制への移行で筋肉質の経営に生まれ変われば、「飛躍的に収益力が高まる」(大手行首脳)との見方もあるが、旧行のライバル意識を引きずった2バンクの融合は決して容易ではない。経営統合を経験した大手銀行でも、三菱東京UFJ銀行は旧三菱が、三井住友銀行は旧住友がそれぞれ主導権を握って経営を軌道に乗せた。「不協和音が高まれば効率化は遠のく」(別の大手行首脳)との指摘もあり、組織刷新に向けた決意が問われそうだ。【大久保渉】


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