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金融機関観察スレッド

2136とはずがたり:2010/11/19(金) 23:17:19

【武富士破綻】契約者の負担で再建 機能不全の消費者金融、担い手整備急務
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100927/fnc1009272113021-n1.htm
2010.9.27 21:08

消費者金融の武富士が会社更生法の適用申請へ最終調整に入った。本社ビル前に集まった報道陣=27日午前、東京都新宿区(矢島康弘撮影)消費者金融の武富士が会社更生法の適用申請へ最終調整に入った。本社ビル前に集まった報道陣=27日午前、東京都新宿区(矢島康弘撮影)

 消費者金融大手の武富士が会社更生法を申請すれば、契約者が本来受け取ることができた過払い利息の返還は大幅にカットされる見通しだ。利息返還の重荷に加え、6月の改正貸金業法の完全施行による規制強化で、新規融資が極端に絞り込まれるなど、業界は縮小の一途だ。はじき出された利用者が、ヤミ金に流れる懸念も根強く、受け皿となる「健全な消費者ローン」の整備が急務だ。

 武富士が会社更生法による法的整理を選択した最大の理由が、「過払い利息の返還額のカット」にあるとみられる。

 同社に対し、過払い利息の返還を請求していない契約者は200万人程度に上るもようだ。少額のため、請求を放棄する契約者も相当数になる可能性が高いが、返還必要額は「1兆円を超える」(業界関係者)との見方もある。

 同社では、業績悪化で資金繰りに窮する中、再建支援スポンサーを模索していた。しかし、返還額が未確定のままでは、手を挙げる支援先は出てこない。早期再建には、返還額の大幅カットで契約者に負担を強いるしかなかった。

 過払い金の返還は、多重債務者の救済につながると期待されていた。

 だが、「潜在的に20兆円超」ともいわれる返還負担で消費者金融各社は疲弊。

 さらに、改正貸金業法の完全施行により、貸出残高を年収の3分の1以下に制限する総量規制も導入され、業界は、「事実上の機能停止状態」(同)にある。一般消費者のほか、中小零細企業の事業資金の供給という役割も担えなくなった。

 消費者金融に詳しい堂下浩・東京情報大学准教授は「本来の目的だった消費者保護に逆行している」と懸念を示す。

 行き場を失った利用者が違法なヤミ金やクレジットカードのショッピング枠の現金化などグレーな融資に走り、結果的に重い負担で被害を受ける事例も目立ち始めている。

 消費者金融に代わる担い手として、金融庁は大手や地域金融機関が、生活費を必要とする個人や零細事業者向けの融資を拡大することを期待している。

 しかし、金融業界は「融資の規模が小さく手間がかかり、貸し倒れリスクも大きい」(メガバンク)などと及び腰だ。

 多重債務者の救済などを目的とした融資を行う一部の生活協同組合やNPOバンク(非営利金融機関)には、受け皿となるだけの体力はない。

 武富士の経営の行き詰まりは、規制のあり方も含め、金融行政の課題を改めて浮き彫りにした。(藤沢志穂子)


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