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金融機関観察スレッド

2066チバQ:2010/05/16(日) 02:18:15
>>2023-2024ほか
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100515ddm003020059000c.html
クローズアップ2010:新生・あおぞら破談 「官製合併」に限界
 ◇出足から対立、公的資金返済遠のく
 新生銀行とあおぞら銀行は14日、合併破談を正式発表した。経営戦略や合併比率をめぐり対立が収まらなかった両行だが、単独での生き残り策を描くのは難しく、合計約4000億円もの公的資金返済は一層遠ざかる。金融庁は合併を求めていたが、打つ手を失って破談を容認せざるをえず、当局主導の限界が浮き彫りになった。【清水憲司、中井正裕】

 合併破談発表を目前に控えた14日未明。新生、あおぞらと金融庁の幹部が、なお発表文の文言で調整を続けていた。両行は「取りやめ」や「見送り」を明記し、交渉打ち切りを示すと主張。金融庁は「見合わせ」の表現にこだわり、長時間の議論の末、押し切った。

 新生の八城政基社長は会見で「十分な議論がないうちに合併を決め、溝が埋まらなくなった」と述べ、昨年7月の合併合意が拙速だったと認めた。あおぞらのプリンス社長は「合併行の自己資本が満足できる水準ではなくなった」と破談要因が、巨額赤字の新生側と示唆。合併の可能性を残したい金融庁の努力は徒労に終わった。

 両行の関係に暗雲が垂れこめたのは、合併を決めて、わずか1カ月後だった。関係者によると、合併行の社長就任が決まった池田憲人・足利銀行前頭取が昨夏、渡米。新生の筆頭株主JCフラワーズの首脳と、あおぞらの筆頭株主サーベラスの首脳とそれぞれ会談。地銀との連携強化を軸にした経営戦略を説明した。

 新生とあおぞらは1998年に経営破綻(はたん)して、一時国有化された旧日本長期信用銀行と旧日本債券信用銀行が前身。両行とも、これら米系投資ファンドに振り回され、厳しい業績が続き、経営者も入れ替わった。渡米は、投資ファンドがカギを握るとの判断だった。

 新生は、不動産と消費者金融を収益の柱としたが、08年秋の金融危機で赤字転落。池田氏はフラワーズ首脳に「新生のビジネスモデルは失敗だったということですね」と突きつけた。八城社長にも同様の言葉を放ったというが、これは経営の主導権を盤石にする狙いだった。だが、フラワーズ首脳は、池田氏の地銀連携戦略を「収益が上がらないモデルだ。合併に賛同できない」と反発した。一方、サーベラス側も、新生が主導するシステム統合に難色を示した。

 「メガバンクでも地銀でもない銀行」(池田氏)として、「日本経済に必要な存在」(金融庁幹部)に脱皮させるはずだったが、交渉はいきなり暗礁に乗り上げた。


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