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金融機関観察スレッド

2039チバQ:2010/03/06(土) 22:45:30
http://www.zakzak.co.jp/economy/company/news/20100305/cmp1003051616001-n2.htm
“みずほを救った男”が衝撃退任 背景に「お家の事情」2010.03.05

 みずほフィナンシャル・グループ(FG)の小崎哲資副社長(58)が3月末で退任することになり、銀行界で話題になっている。2003年に企画部長として「1兆円増資」の実務を担当。小泉政権時代の不良債権処理の加速で、経営危機に陥ったみずほの救世主となった。退任の背景にはみずほ特有の「お家の事情」も見え隠れする。

 小崎氏は東大法学部を卒業後、1976年4月に旧日本興業銀行に入行した。知恵者で知られる小崎氏が本領を発揮したのが、旧富士銀行、旧第一勧銀、旧興銀の旧3行が経営統合し、みずほとしてスタートした後の03年に実施した1兆円増資だった。

 みずほはこの年の3月期決算で巨額赤字を計上し、一時国有化の危機に直面。取引先企業約3500社に対し、普通株に転換できる優先株を発行し、1兆円を調達するという大胆なスキームを小崎氏がつくり、みずほを危機から救った。

 最高財務責任者(CFO)にも就いた小崎氏の退任は、人事話が大好きな銀行界で格好の話題となっている。

 ある金融筋は退任人事について、09年度中に1兆円規模の普通株増資を成功させた三菱UFJ、三井住友に対し、「いまだに国際的な中核自己資本比率で劣後するみずほの資本戦略のつまずきを象徴するもの」と指摘。引責の感はぬぐえないとみる。

 また、別の金融関係者はこう指摘する。

 「代表権はないものの経営に影響力を残す前田晃伸FG会長、杉山清次みずほ銀行会長、斎藤宏みずほコーポレート銀行会長の3会長と、現3トップの間の微妙な力関係が小崎氏の退任に影を落としているようだ」

 実は、小崎氏の退任は1年前から水面下でくすぶっていた。

 みずほでは昨年4月、FG社長と傘下2銀行の頭取が交代した。下馬評では副頭取以下の役員がほぼ総入れ替えになるとみられたが、フタを開けてみると、FGと傘下2銀行の副社長・副頭取の計6人が全員グループ内にとどまるマイナーチェンジ。富士、第一勧銀、興銀の旧3行出身者のポスト数の均衡も守られ、手堅さだけが印象に残る人事に終わった。

 が、関係者によると、この穏当な人事に落ち着くまで、内部では激しい駆け引きが展開されたという。最大の焦点は、当時みずほ銀副頭取だった小崎氏の処遇だった。

 小崎氏は、みずほコーポレート銀頭取に昇格した佐藤康博氏(57)と旧興銀で同期。佐藤氏が頭取に昇格する以上、小崎氏は外部への転出が確実視されていた。

 それが一転してFG副社長で残った背景には、「親密な関係にあるといわれる前田FG会長の意向が働いているのではないか」(みずほ関係者)とみられた。

 前田氏と小崎氏は出身銀行こそ違うが、1兆円増資で汗を流した間柄。みずほFGの人事を握る前田氏が「みぞうの金融危機に対応するため、金融庁とも親密で資本政策に精通した小崎氏の残留を強く望んだ」(同)といわれた。

 しかし、その小崎氏がつまずいてしまう。1兆円増資で発行した優先株が09年から普通株への転換期を迎えることから、小崎氏には株式の希薄化対策と新たな資本増強が期待されたが、芳しい結果を残せなかった。これで、前田氏が小崎氏を引き立てる理由は失われ、小崎氏の退任が決定的になったとされる。

 小崎氏の退任で、みすほの資本政策が今後どうなるのかが焦点となる。みずほの本源的自己資本比率は昨年末時点で5.44%と、国際的水準から見劣りする状態のまま。このため、10年度中に兆円単位の普通株増資が見込まれるが、株価が178円(4日終値)と低迷するなかでの増資は容易ではない。

 みずほは、日本初のライツ・イシューによる増資を実施するのではないかともいわれる。既存株主に無償で新株予約権を割り当てる増資方法で、株主は権利を行使して新株を購入するが、実際に踏み切るかどうかは極めて不透明だ。


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