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金融機関観察スレッド

2002とはずがたり:2009/12/31(木) 21:30:55

【企業攻防09】“1勝2敗”三井住友、次の一手は 危機引き金に大再編
2009.12.31 18:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091231/fnc0912311802005-n1.htm

大和証券グループ本社との合弁事業の解消について記者会見する三井住友銀行の奥正之頭取大和証券グループ本社との合弁事業の解消について記者会見する三井住友銀行の奥正之頭取

 2009年の金融界は、昨秋の米国発の金融危機を引き金とした合従連衡に揺れた。3メガバンクは危機で深傷を負った米シティグループが売りに出した日興コーディアル証券の争奪戦を展開。三井住友フィナンシャルグループ(FG)が手中に収めたものの、そのあおりで、10年にわたり提携してきた大和証券グループ本社とたもとを分けた。三井住友FGは秋波を送っていた住友信託銀行と中央三井トラスト・ホールディングスにも逃げられた。10年は三井住友FGの逆襲で、新たな再編の火ぶたが切られる!?

日興争奪戦が勃発

 「10年に1度の出物」

 今年1月、3メガバンクは色めき立った。シティは当初、日本で個人向け業務を展開する子会社の日興コーディアル証券の継続保有を表明していたが、一転して売却方針を打ち出したからだ。さらに法人向け業務を手がける日興シティグループの一部事業もセットで売り出した。

 3メガバンクは、金融危機で小さくはない痛手を受けたが、欧米金融機関に比べれば傷は浅い。これまでの出遅れを挽回(ばんかい)する絶好のチャンスと位置づけていた。日興買収に成功すれば、3大証券の一角を手に入れることができる。逆にライバルに奪われれば、証券分野で決定的な差を付けられる。

 当初、有力視されていたのが、日興がシティと手を組むまで、三菱グループとして親密な関係にあった三菱UFJフィナンシャル・グループだ。だが、買収額を出し渋り、結局、5000億円超を提示した三井住友FGが5月に日興をまんまと手に入れた。

 三井住友FGは、親密な大和証券グループ本社と共同出資する法人向け業務を展開する大和証券SMBCと、買収した日興シティの一部事業を統合。大和・日興連合を形成し、最大手の野村ホールディングスに迫る証券グループの構築を目指した。

 さらに、大和証券グループ本社が過半を出している大和証券SMBCの出資割合を見直し、自らが過半を握り、主導権を奪うことを画策する。

破談と逃亡で誤算

 大和証券グループ本社は、これに猛反発し9月に合弁解消という破談に至る。三井住友FGは保有する大和証券SMBC株を大和証券グループ本社に売却して手を引き、日興グループの強化を急ぐことにした。

 大和・日興連合が水泡に帰した三井住友FGに追い打ちをかけたのが、11月に合意した住友信託と中央三井の経営統合だ。

 グループに信託銀行を持たない三井住友FGは、以前から両行に合流の秋波を発信していた。その2行の統合は、「三井住友FGの支配から逃れるのが最大の狙い」(大手行幹部)と受け止められている。

 業界では「09年の三井住友の戦績は日興買収による1勝に対し、大和証券との破談と信託2行の離脱の2敗で、負け越し」(関係者)との声も聞かれる。

 「三井住友FGがこのまま黙っているわけがない」(ライバルメガバンク幹部)

 一方で、ライバルメガバンクは、次の一手に戦々恐々としている。

 いったんは三井住友FGから逃れたかに見える住友信託・中央三井連合だが、中央三井は公的資金の返済もままならない状態だ。「いずれ三井住友FGに丸飲みされる」との見方は少なくない。7月に統合で合意した新生・あおぞら銀行連合のほか、信託部門を持つりそなグループなど、三井住友FGのターゲットになりそうな候補は他にもある。

 新たな再編のマグマが地下で沸々と煮えたぎっている。(田村龍彦)


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