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金融機関観察スレッド

1873とはずがたり:2009/04/29(水) 21:27:27
>>1872-1873
 三井住友と大和の今後の関係を占う要素として「三井住友が日興シティのどのようなビジネスを買うか、その具体的な中身によって左右される」(クレディ・スイス証券の大野東アナリスト)との指摘がある。

 買収対象が中堅・中小企業関連のビジネスにとどまれば、三井住友にとってホールセール業務の大幅な強化にはつながらない。このためホールセール業務に関しては大和証券SMBCを維持したままの「緩やかな提携関係」を維持するシナリオに落ち着く可能性がある。その場合は、リテール部門での大和証券と日興コーディアル・SMBCフレンドの「力関係のバランスをどうつけるのかが焦点になる」(大野氏)という。

 これに対して、買収対象が日興シティの中堅・中小企業業務にとどまらず、株式や債券の引き受け、セールス・アンド・トレーディングなどのホールセール業務の根幹にかかわる部分に広がれば「大和との決別宣言になる」(別の証券アナリスト)との見方もある。シティは「売却価格を引き上げるために中堅・中小企業関連のビジネス以外の業務部門を加える用意がある」としており、交渉は大和証券グループとの関係をこの先どうして行くのかという判断を踏まえた内容にならざるを得ない。

 <大和丸飲み戦略も検討>

 大和証券グループは、銀行に飲み込まれることをかたくなに嫌ってきた。その理由として「銀行傘下に入った証券の成功例がないから」(大和関係者)という答えが大和証券から返ってくる。

 ただ、「大和はホールセール業務で三井住友に肩も腰も支えてもらわなければ、独り立ちできない状況」(投資銀行関係者)とも言え、独立独歩の選択肢は考えにくいという指摘も業界関係者から出ている。

 三井住友の内部には「資金調達面でも大和は、三井住友が後ろ盾にいないと困難な状況」(幹部)との声もある。こうした状況を踏まえて、三井住友は日興獲得のカードをチラつかせながら、グループ入りを求める交渉に打って出る可能性もある。時価総額7250億円の大和証券グループを、同2兆5100億円の三井住友が飲み込んでしまうのか、それとも友好関係を維持しながら緩やかな連携を継続するのか。三井住友の決断次第では、証券・金融界に大きな地殻変動が起きそうだ。

(ロイターニュース 江本 恵美記者、布施 太郎記者;編集 田巻 一彦)


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