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金融機関観察スレッド

1820とはずがたり:2009/03/03(火) 14:32:50

AIG再建、混迷の一途 損失拡大、歯止めきかず
http://www.asahi.com/business/update/0303/TKY200903020314.html
2009年3月3日1時57分

 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の経営再建が難航している。米政府の管理下に入ってからも業績悪化が続き、再び政府支援の見直しを迫られた。公的資金を返すための資産売却も進まず、日本での事業の売却計画も混迷している。

 AIGに対する政府支援で、大きな見直しは昨年11月に続き2度目。昨年9月の救済劇で公的管理下に置いた際には、懲罰的とも言える高い金利で資金を貸すことで、資産売却による資金返済を急がせる戦略だった。

 しかし金融危機の拡大で、この戦略はすぐに頓挫した。昨年11月に公的資金で資本注入するとともに、融資資金の金利を引き下げた。今回も資本注入とともに融資の返済条件を緩和。返済金利はロンドン銀行間取引金利(LIBOR)3カ月物とし、従来の上乗せ金利を撤廃した。巨大生保の公的管理は「長期戦」になりそうだ。

 電話会見したエドワード・リディ最高経営責任者(CEO)は今回の支援決定について「政府もAIGがシステム上重要な金融機関だと認識しているからだ。破綻(は・たん)すれば顧客への影響は世界を巡り、世界の金融システムを揺るがしかねない」と述べた。

 AIGの株価は昨年9月の救済前まで30ドル前後だったが、その後は1ドル程度まで急落。さらに追加支援の可能性が報じられた先月下旬以降は1ドルを割り込んでいた。

 今後の見通しも厳しい。米史上最大の赤字に転落したが、不況の長期化で損失はさらに拡大する恐れがある。従来の損失は、証券化商品が債務不履行になった場合の損失を肩代わりする代わりに保証料を受け取る金融派生商品「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」が中心だったが、今後はさらにほかの金融商品にも損失が広がる可能性が高いからだ。米メディアによると、AIGの保有資産は、米国内でも住宅価格の下落が大きいカリフォルニア州などの商業用不動産が占める割合が大きく、バブル崩壊の影響を受けやすいとみられている。

 業績悪化が続けば、政府は際限のない支援にはまりかねない。世界同時不況が続けば、資産売却は当面見込めず、再建がさらに長引くのは必至だ。いち早く公的管理下に置きながら一向に再建の道筋が見えないAIGの姿は、やはり公的管理下に置くことになった米金融大手のシティグループのこれからをも暗示するようだ。


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