したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

金融機関観察スレッド

1764とはずがたり:2009/02/09(月) 12:59:43

4カ月半で驚く1兆円…新生銀「高金利定期」の裏事情
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/219186/
2009/02/05 08:04更新

 株安、リストラ、賃金カットと暗い話題が多いなか、新生銀行(東京)が高金利の定期預金を募集して、大人気となっている。集まった預金は、募集からわずか4カ月半で1兆円というからビックリ。経営不振の同行にとって久々の明るい話題だが、高金利の裏にはそれなりの事情が隠されているようだ。

 人気となっているのは「実りの特別円定期」と銘打って、昨年8月から募集が始まった定期預金キャンペーン。

 100万円以上の預け入れが対象で、キャンペーン金利は現在、1年物で1.1%、5年物で1.7%、10年物で2.0%などとなっている。

 新生銀は「メガバンクはおろか、インターネット専業銀行のキャンペーン金利をも上回る水準。新生銀と取引が多い個人顧客との関係をより緊密にしていこうという施策です。1月17日までに1兆円の預け入れがあったほど好評なので、募集期間を当初の今年1月末から2月10日まで延長しました」(広報部)と胸を張る。

 これに対し、銀行界は「新生銀が高金利を設定したのは、台所事情の苦しさの表れでは」と冷ややかだ。

 新生銀は、他銀行への振込手数料の無料化を進めるなど、手厚い個人向けサービスが売り物の1つ。ところが、当初こそ何回振り込んでも手数料は無料だったが、徐々に引き下げられ、2008年7月からは月1回の振り込みだけ無料と、ショボクなってしまった。


 こうした流れのなか、新生銀の普通預金残高は07年9月から08年9月までの1年間で10.5%も減少。定期預金残高は順調に積み上がっているものの、個人向けサービスが手厚いというイメージは揺らぎつつある。

 金融市場での評価はさらに深刻だ。

 新生銀が機関投資家向けに発行した利付金融債の市場流通価格は、残存期間約1年のもので92円程度。この債券を92円で購入して1年間保有すれば、100円で償還を受けられるというわけで、年間利回りは8%以上に達する。 

【大きく値下げた債券より、預金で資金調達】

 かなりお得にみえるこの利回りをどうみればいいのか。市場関係者は次のように解説する。

 「機関投資家は新生銀に1年間資金を投資するなら、8%以上の利回りを受け取らなければ、リスクに見合わないと判断しているということ」

 つまり、機関投資家は新生銀を非常にリスキーな銀行とみているため、債券の価格が大きく値下がり(利回りは上昇)しているわけだ。

 こうした市場の評価は資金調達にも影響。新生銀は昨年10月以降、4カ月連続で機関投資家向けの利付金融債の発行を見送っている。

 「新生銀が機関投資家に利付金融債を新たに発行して資金調達する場合は、8%以下の利回りでは相手にされない。利回り8%以下の金融債を購入するぐらいなら、市場で残存期間1年の新生銀の金融債を92円で購入した方が高い利回りが得られる」(市場関係者)ためだ。新生銀は「利付金融債の発行見送りは総合的な判断で行っている」(広報部)と強調するが、機関投資家から高い利回りを要求されるなら、1%台の金利の定期預金で資金調達した方が得、といったところだろう。

 定期預金の高金利は、新生銀のリスクの裏返しといえそうだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板