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金融機関観察スレッド

1712名無しさん:2009/01/04(日) 04:04:29

 ■生保、今回も外資積極攻勢

 12月初旬、東京・両国にあるAIG日本法人関連のオフィスに白髪の外国人の男性が入った。9月に米AIGのトップに就任したエドワード・リディCEO(最高経営責任者)だ。日本子会社の売却交渉が難航する中、当局や関係企業との調整を図るため、緊急来日した。

 滞在はわずか1日と慌ただしい中、リディCEOは国内の幹部を集めた会議を招集。「売却交渉はとにかく速やかに行いたい」と強い決意を語り、動揺する社員の引き締めに努めた。

 生命保険業界の再編劇は、米AIGが放出する3つの日本事業会社を核に展開されている。最も注目されるのがアリコの行方だ。世界55カ国で事業展開するが、収益の7割は日本支店のアリコジャパンが稼ぐ。売上高にあたる保険料等収入は国内市場5位と事業規模が大きい。

 AIGはアリコの世界事業を一括して来年1月に入札する方針で、金額は1兆円規模とも推計される。買収先としては、仏アクサ、英プルーデンシャル、米メットライフといった世界の巨大保険会社が取りざたされている。ある業界関係者は「最も積極的なのはプルーデンシャル」と解説する。同社は日本でピーシーエー生命保険を展開しているが、事業規模は小さい。アリコを買収すれば一気に外資系トップクラスに躍り出る。

 世界の保険大手に対し、国内勢は巨額買収に踏み切る経営余力が乏しい。最大手の日本生命は「資産査定も行わないことを決めた」(関係者)と静観を決め込むが、各社とも外資の積極攻勢に心中は穏やかでない。

 一方、1月に合併予定だったAIGエジソン生命保険とAIGスター生命保険も売却される。両社はそれぞれ経営破綻(はたん)した国内生保を母体とし、外勤職員による営業基盤を持つ。AIGは2社を一括売却する意向で、買収先候補には国内外の5社程度が名乗りを上げており、1月にも1社に絞り込まれる。

 業界では、米プルデンシャルが最有力との見方が強まっている。同社は日本でコンサルティング営業に強いプルデンシャル生命保険と、破綻した国内生保を継承したジブラルタ生命保険を運営。ジブラルタを通じたエジソン、スター両社買収が実現すれば、日本での保険料収入は約1兆8000億円と、日生、第一生命など大手4社に迫る。

 破綻した大和生命の更生管財人も、事業を継承するスポンサー企業を1月中に選定する方針。国内外の保険会社や投資ファンドなど9社が手を挙げ、4社程度に絞り込まれた。あと1カ月もすれば、生保業界の風景もガラリと変わる。(


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