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金融機関観察スレッド

1688とはずがたり:2008/12/15(月) 23:07:29

あおぞら銀は年を越せるか? 株価は100円割り込み (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_aozora_bank__20081215_3/story/15fuji320081215200/

 早いもので今年もあと16日。金融危機に揺れる金融市場では、感傷に浸るような余裕はなく、緊張感に包まれている。特に市場が注目するのは、業績が低迷するあおぞら銀行(東京)。「年末に向け、資金繰りは大丈夫だろうかと市場では戦々恐々としている」(大手銀行幹部)という。

 「今の短期金融市場の混乱ぶりは、1997年11月に北海道拓殖銀行が経営破綻し、山一証券が自主廃業に追い込まれたときと近いものがある」と、大手銀行幹部は指摘する。

 実際、金融機関同士が資金を融通し合うインターバンク市場では、金融危機による経営悪化への懸念から、外資系金融機関の調達金利が高止まりしている。また、株価急落や企業倒産の増加に伴い、国内金融機関の経営悪化も鮮明になり、信用力が劣る金融機関に対するクレジットライン(与信枠)が絞られる傾向が強まっている。

 その分、“最後の貸し手”である日銀の負荷が高まっており、金融機関が担保を日銀に差し入れ、一定金利(現0.5%)で翌日まで資金を借りることができる「補完貸付制度」の利用額が急増している。「市場で資金を取れなかった金融機関がこの制度を積極的に利用している」(市場関係者)ためで、すでに2兆円を超える資金が日銀から市中銀行に供給されているとみられる。

 日銀は、この補完貸付制度の利用金融機関名やその金額を明らかにしていない。が、市場関係者が注視しているのが、資金繰りがタイトになっているとみられているあおぞら銀だ。

 同行は、直近の2008年9月中間決算で280億円の最終赤字を計上しており、09年3月期通期でも270億円の赤字となる見通し。

 こうした業績の悪化にリーマン・ブラザーズの破綻に伴う市場の混乱が重なり、あおぞら銀の株価は急落。12日の終値は95円と、危機ラインの100円を割り込んだままとなっている。

 あおぞら銀と新生銀行は10月以降、3カ月連続で5年物利付金融債の発行を見送っている。マーケットの混乱に伴い、十分な消化が見込めないためだが、両行の金融債のスプレッド(国債との利回り差)が拡大していることも大きく影響している。

 流通市場では、両行の利付金融債(5年物)は同じ残存期間5年の国債の流通利回りに対し10〜15%も金利が上乗せされた水準にある。

 特に、あおぞら銀の場合、全体の調達額に占める金融債の割合が4割と高く(新生銀は1割)、今後も金融債の発行見送りが続けば、それだけ調達不足に陥る可能性が高まることが懸念されている。あおぞら銀は「引き続き潤沢な流動性を保持している。預金調達も堅調に推移しており、資金調達面の影響はない」と市場のこうした懸念を否定しているが…。

 「日銀は12月2日に臨時の金融政策決定会合を開き、銀行を経由して企業の資金繰りを支援する新たな資金供給策を決めた。その狙いの裏には、あおぞら銀の資金繰りを支える意図が隠されている」(金融庁関係者)との声もある。

 あおぞら銀行の中核的自己資本(Teir1)の自己資本比率は14.71%と邦銀のなかでもっとも高い水準にあり、財務上の問題はない。しかし短期金融市場が混乱するなか、資金繰りに“黄色信号”がともるリスクは払拭されていない。

[ 2008年12月15日17時00分 ]


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