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金融機関観察スレッド

16■とはずがたり:2003/01/24(金) 10:23
http://www.excite.co.jp/News/vnews/story_v?vid=687709&genre=economy
大手銀行、巨額増資発表が相次ぐ理由

TBS Newsi 2003 01/24 09:33:33

みずほフィナンシャルグループは21日、今期の業績が約2兆円という巨額の赤字になることを発表し、合わせて1兆円 の資金を市場から調達することを決めました。経営の建て直 しを目的としたこの資金調達ですが、みずほグループだけで なく、各メガバンクが最近、こぞって巨額増資を行っていま す。いま何故、メガバンクが巨額増資に走らざるを得ないの か。その訳を探ります。
先日、みずほグループが明らかにした今期の業績は驚くべ きものでした。赤字が当初予想の2200億円から1兆9500 億円へと大幅に悪化。原因は不良債権処理の加速で、損失 が2兆円あまりに拡大するためです。このままでは銀行経営の健全性を示す自己資 本比率が大幅に悪化し、国際業務が認められる8%を下回り、みずほグループは厳 しい局面に追い込まれます。その結果、大手銀行に待ち受けているのは民間企業と しては死刑宣告に等しい「国有化」です。

銀行の国有化。つまり、資本不足の銀行に公的資金が注入されれば、銀行の経営 は国がコントロールすることになります。当然、現経営陣は退陣することになります。 これを避けようと銀行が一斉に走ったのが増資、つまり、資金集めです。

みずほは3月末までに、前例のない1兆円という巨額増資を発表しました。しかし、 大規模な増資策の裏側で大手銀行から大量の資金が流れ出ようとしています。経営 不振企業を再生させる名目で、取引銀行には西武百貨店に対し2300億円、ハザマ に対し1000億円以上の借金の棒引きを軸にした金融支援が突きつけられていま す。

一方、三井住友銀行は資本不足を解消するために、驚くべき奇策に打って出まし た。経営規模で220分の1の子会社、わかしお銀行。このわかしお銀行を存続会社 にする合併を発表したのです。実は小が大を食う合併により、資本金の差益、2兆50 00億円が生まれ、これを損失処理に充てようというわけです。登記簿上、現在の三 井住友の歴史に終止符を打ってまで、決断せざるを得なかったこの合併劇に加え、 三井住友銀行はさらに1500億円をアメリカの大手証券会社ゴールドマン・サックス に出してもらう増資計画も発表しました。ただ、この増資策は4.5%という高い利回り で行っており、配当だけでも年に約70億円をゴールドマンに払わなければならず、経 営体力の強化とは裏腹の厳しい返済が待っています。

また、UFJ銀行もアメリカの大手証券会社メリルリンチから1000億円の出資を受 けることで合意、この他、トヨタ自動車などを相手に500億円程度の増資も検討して います。

経営の自由が奪われる国有化だけは絶対阻止しようとする銀行側。経営が悪化す れば、公的資金の注入で国有化して、銀行の構造改革を一気に進めようとする政府。両者の攻防戦はこれからが本番です。決算時期の3月危機もささやかれる中、銀 行の経営改革がいよいよ動き出し、日本の金融システムは本当に強化されるのか。 その行方は日本経済再生のカギを握ります。(23日 16:13)


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