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政権交替を検討するスレ

1204名無しさん:2009/09/01(火) 21:16:04
>>1200

 ◆自民の再生

 ◇自らの歴史見直せ−−御厨氏
 ◇野党で「仕込み」を−−野中氏
 ◇「民主の13年」学べ−−塩田氏
 −−自民党の再生は可能でしょうか。

 御厨氏 今回100いくつに(議席が)減る一方、長老が残り過ぎてしまった。長老たちは、いくら野党になったといっても、イメージは与党の時のままだから。長老たちは、かつて細川政権を倒したことで「おれが倒した」という思いを持っている。しかし、そういう手法で対抗するなら、自民党はやはりよくならない。中堅で、萎縮(いしゅく)しているけれど、頑張って当選してきた人たちがものを言えるかどうか。加藤紘一(元幹事長)さん、舛添(要一・厚生労働相)さんが総裁選に出たがっている、という話をしているのでは、この党は再生しない。どうやって今の与党シンドロームから抜け出し、もうちょっと自由自在におしゃべりができるようになるかを見たい。

 野中氏 今までの成功物語につかり過ぎていた人が残ってしまった。一種のハードルになるのではないか。野党の時が非常に大事ということが、日本では十分議論されてこなかった。どの国でも、野党の時に考えたモデルを、(与党になった時に)国民に示していくわけだが、政府の運営も大変だから、段々摩滅していく。アイデアが枯渇し、政権が交代する。野党時代に仕込んだものを、与党の期間に出す。そのサイクルが自民党にも分かるかどうかだ。今までと同じようにしたいと思った瞬間、ほとんど立ち行かなくなる。

 もう一つ。今の主流派は、ナショナリスティックな感情に訴えた方がしっかりした政党になるのではと思っているが、自民党内はその人たちとそうではない人たちの距離がかなりある。大きな枠組みで、立て直せるかどうか。これをやれなかったら分裂だ。分裂の危機はきわめて高い。その恐怖は(党内に)あると思う。

 塩田氏 自民党の再生には格好のモデルがある。民主党の(政権を獲得するまでの)13年(と同じこと)をやればいい。総裁をどう選ぶかよりも、鳩山(由紀夫)さんと菅(直人)さんは新党さきがけを出て、(民主党の)旗を立てて「この指止まれ」とやった。あれをまずやる。自民党は何かの旗を立て、人を集める。少数でもいい。民主党を勉強すれば、民主党よりもっと短い時間で、(政権交代が)できる可能性もある。一番大事なのは、政権を奪うんだと。野党力を磨くという気持ちをどれだけ持続できるか。ひょっとすると、民主党のように13年かからず、5、6年でいくかもしれない。

 野中氏 外国の先進的なところで、小選挙区制の国の(政党が)組織管理、意思決定に関しどういうことをやっているか見た方がいい。民主党はチルドレンがいっぱい出たけども、その人たちのトレーニングはできるのか。民主党のモデルを勉強しながら、それを超える取り組みをしてもらうしかない。

 御厨氏 自民党は自分の歴史をもっと勉強した方がいい。55年体制ができてから50年はいろんな選択肢があった。そこを勉強し直すべきだ。

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 ■人物略歴

 ◇みくりや・たかし
 1951年生まれ。東京都出身。東京大法卒。政治家のオーラルヒストリー(聞き取り調査)を積極的に手がける。著書に「馬場恒吾の面目」(吉野作造賞)、「表象の戦後人物誌」など。専門は日本政治史。

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 ■人物略歴

 ◇のなか・なおと
 1958年生まれ。高知県出身。東京大大学院博士課程修了。日本と他国の統治システムの比較研究で知られる。著書に「自民党政治の終わり」「自民党政権下の政治エリート」など。専門は比較政治、現代日本政治。

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 ■人物略歴

 ◇しおた・うしお
 1946年生まれ。高知県出身。慶応大法学部政治学科卒。雑誌編集者、記者を経て現在に至る。「霞が関が震えた日」で講談社ノンフィクション賞。他の著書に「新版 民主党の研究」「危機の政権」など。


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